介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
生活支援技術 問18
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 生活支援技術 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
訪問介護員(ホームヘルパー)が行う見守り的援助として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ゴミの分別ができるように声をかける。
- 利用者がテレビを見ている間に洗濯物を干す。
- 着られなくなった服を作り直す。
- 調理したものを盛り付け、食事を提供する。
- 冷蔵庫の中を整理し、賞味期限が切れた食品を捨てておく。
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この過去問の解説 (2件)
01
訪問介護は利用者の生活を支えることが目的です。
それまで曖昧だった見守り的援助を、2018年に厚生労働省が「『訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について』の一部改正について」にて明文化しています。
その中で、
自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助(自立支援、ADL・IADL・QOL向上の観点から安全を確保しつつ常時介助できる状態で行う見守り等)は「安全を確保しつつ常時介助できる状態で行うもの等であって、利用者と訪問介護員等がともに日常生活に関する動作を行うことが、ADL・IADL・QOL向上の観点から、利用者の自立支援・重度化防止に資するもの」としています。
安全に配慮しつつ、共同で行ったり、見守りながら利用者自体に行なってもらい、自立した生活を支える援助であるものを選択肢から選びだす必要があります。
正解です。
訪問介護員が全てを行うのではなく、利用者ができることを一緒に行なったり、見守りしながら行う自立支援の視点での援助です。
不正解です。
自立した生活を続けるための支援としては、一緒に行なったりして出来ることを継続するサポートが必要です。
不正解です。
自立支援的な援助ではありません。
不正解です。
一緒に行なったり、見守りでしていただいたということが文面から読み取れないため、自立支援的な援助ではありません。
不正解です。
一緒に手助けや声掛け、見守りをしながらする必要があります。
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02
訪問介護員(ホームヘルパー)は自宅で介護を必要とする利用者に対して支援を行いますが、利用者の自立した生活と介護状態の悪化防止を目的とした支援を目的としています。
また見守り援助はただ単に見て守り、必要に応じて声掛けを行うのではなく、利用者の自立支援・身体機能を確保しつつ常に介助できる状態が見守り援助とされています。
正解です。
ごみの分別は日常生活での家事にあたり、自立した生活を続けるうえで必要なことができるよう声かけすることは見守り援助として適切です。
不正解です。
生活援助と家事代行は異なります。この場合、一緒に洗濯物を干したりしながら、利用者の安全を確保できるよう見守り声かけを行うことが適切となります。
不正解です。
日常的な家事に該当しないものは、訪問介護員が行う生活援助には当てはまらないこととなっています。
不正解です。
家事代行の行為となっているため不適切です。一緒に調理したり盛り付けながら体調の変化や危険な行為がないか見守ることが適切な支援になります。
不正解です。
家にあるものを勝手に動かしたり処分したりすることは、たとえ賞味期限切れのものであっても行ってはいけません。
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