介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
生活支援技術 問24

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問題

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この過去問の解説 (2件)

01

デスカンファレンスは、利用者が亡くなった後に行う会議の事です。

主に、「介護記録」「看取り業務内容」「本人や家族の様子」を元に多職種で看取り業務について振り返ります。

 

以前は終末期医療を提供する病院にて行われていましたが、介護施設でも看取り介護の割合が増えてきていることから、分析や学習をする場として重要なものとなっています。

選択肢1. 一般的な死の受容過程を学習する。

不正解です。

死の受容課程は、利用者が死という現実を受け入れるまでの心の揺れ動きを理解し、ケアに生かすために学ぶものです。

デスカンファレンスで学習するものではありません。

選択肢2. 終末期を迎えている利用者の介護について検討する。

不正解です。

終末期を迎えた利用者の望む医療・ケアについて検討するという考えは、アドバンス・ケア・プランニングになります。

選択肢3. 利用者の家族に対して、死が近づいたときの身体の変化を説明する。

不正解です。

死が近づいた時には、利用者だけでなく、家族も不安やとまどいがあるものです。

家族の感情なども受け止め、支援を行っていくことは大切ですが、デスカンファレンスとしては不適切な回答です。

選択肢4. 亡くなった利用者の事例を振り返り、今後の介護に活用する。

正解です。

デスカンファレンスは会議の中で、実際におこなったケアや、利用者、家族の様子などを出し合い、ケアの質の向上や介護職員の教育をすることが目的です。

また、看取りの中で感じた感情や思いを吐き出して、職員の気持ちの整理をすることができる効果もあります。

選択肢5. 終末期の介護に必要な死生観を統一する。

不正解です。

死生観は一人ひとり違うものです。

カンファレンスによって統一することは不適切です。

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02

デスカンファレンス(death conference)とは、患者や利用者が他界した際に、関係者で行う会議のことです。

主な目的は、その方の終末期~最期にかけて振り返ることですが、その事案を他の方にも活かすことで、より実りのある最期を迎えていただくことを目的とし、行われます。

選択肢1. 一般的な死の受容過程を学習する。

×:適切ではありません。

選択肢2. 終末期を迎えている利用者の介護について検討する。

×:適切ではありません。

選択肢3. 利用者の家族に対して、死が近づいたときの身体の変化を説明する。

×:適切ではありません。

選択肢4. 亡くなった利用者の事例を振り返り、今後の介護に活用する。

〇:デスカンファレンスの目的は、事例を振り返り次のケアに活かすこととされています。試行錯誤を繰り返しながら、患者さんの生き方やケアを共有する必要があります。

選択肢5. 終末期の介護に必要な死生観を統一する。

×:適切ではありません。

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