介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
生活支援技術 問26

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 生活支援技術 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

以下の図のうち、握力の低下がある利用者が使用する杖(つえ)として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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この過去問の解説 (2件)

01

思うように歩くことができない人でも、杖を使うことで能力が補われ、移動範囲を広げることが可能ですが、身体の状態に合わせた形状のものを選ばないと事故の原因にもなりかねません。

杖は足のかわりに体を支える必要があるため、杖を支えている部分に重心がかかります。

「握力の低下」がある利用者の場合、手や手首に重心がかかると身体を支えることができなくなることを考え、最適な杖を選択しましょう。

 

選択肢1. 解答選択肢の画像

不正解です。

図はT字杖です。

シンプルで扱いやす形状ですが、比較的自力で歩くことができる人のサポート用です。

自立歩行が困難な人や握力の低下のある人には向いていません。

選択肢2. 解答選択肢の画像

不正解です。

図はL字杖です。

T字杖と同様に自立歩行が困難な人や握力の低下のある人には向いていません。

選択肢3. 解答選択肢の画像

正解です。

図はロフストランドクラッチです。

杖の上部に腕を通すカフが付いていることで、前腕を固定することができ、握力が低下している方でも使いやすくなっています。

 

選択肢4. 解答選択肢の画像

不正解です。

図は多点杖です。

地面に接する面積が広いため、T字杖などに比べ安定性が高くなっています。

手に重心がかかるため、握力が低下した人には向いていません。

選択肢5. 解答選択肢の画像

不正解です。

図はウォーカーケインです。

杖と歩行器の中間の福祉用具です。

握って前方に押し出す動作が必要なため、握力が低下した方には向いていません。

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02

握力の低下がある利用者には、手の力だけでなく腕の力を利用して支えることができるタイプの杖を検討する必要があります。

選択肢3. 解答選択肢の画像

〇:こちらのタイプの杖は、取っての上にサポーターがあり、上肢(腕)の力を利用して使用することができます。

マヒがあって取っ手を握るのが困難な人や、握力低下の利用者にはこのタイプの杖をお勧めします。

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