介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
介護過程 問8

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 介護過程 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

事例研究を行うときに、遵守すべき倫理的配慮として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 研究内容を説明して、事例対象者の同意を得る。
  • 個人が特定できるように、氏名を記載する。
  • 得られたデータは、研究終了後すぐに破棄する。
  • 論文の一部であれば、引用元を明示せずに利用できる。
  • 研究成果を得るために、事実を拡大解釈する。

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この過去問の解説 (2件)

01

事例研究は、一人の介護を記録などから振り返る必要があるため、個人情報が含まれてきます。
このとき、個人情報を保護して行うという倫理的配慮が必要となってきます。

選択肢1. 研究内容を説明して、事例対象者の同意を得る。

正解です。
研究内容は個人情報が含まれるため、事前に同意を得る必要があります。

選択肢2. 個人が特定できるように、氏名を記載する。

不正解です。
個人が特定されないように氏名、生年月日、住所などは伏せる必要があります。
 

選択肢3. 得られたデータは、研究終了後すぐに破棄する。

不正解です。
個人情報が含まれるデータは一定期間、鍵のかかる場所などで保存する必要があります。

選択肢4. 論文の一部であれば、引用元を明示せずに利用できる。

不正解です。
論文の引用は、一部であっても引用元を記載する必要があります。

選択肢5. 研究成果を得るために、事実を拡大解釈する。

不正解です。
拡大解釈は不適切であり倫理に反した行為です。

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02

【事例研究】とは、介護現場における事例について検証し、似たような事例が起きた際に対応できように記録します。

選択肢1. 研究内容を説明して、事例対象者の同意を得る。

〇:病状などの個人情報を使用するため、必ず同意を得る必要があります。

選択肢2. 個人が特定できるように、氏名を記載する。

×:秘密保持があるため、適切ではありません。

選択肢3. 得られたデータは、研究終了後すぐに破棄する。

×:一定期間保持した後破棄します。

選択肢4. 論文の一部であれば、引用元を明示せずに利用できる。

×:引用元は必ず明記する必要があります。

選択肢5. 研究成果を得るために、事実を拡大解釈する。

×:事実は拡大解釈せずに記す必要があります。

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