介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
総合問題 問4
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 総合問題 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで答えなさい。
〔事例〕
Dさん(70歳、男性)は、自宅で妻と二人暮らしで、年金収入で生活している。
ある日、車を運転中に事故に遭い救急搬送された。
医師からは、第4胸髄節まで機能が残存している脊髄損傷(spinal cord injury)と説明を受けた。Dさんは、入院中に要介護3の認定を受けた。
Dさんは、退院後は自宅で生活することを望んでいた。
妻は一緒に暮らしたいと思うが、Dさんの身体状況を考えると不安を感じていた。
介護支援専門員(ケアマネジャー)は、「退院後は、在宅復帰を目的に、一定の期間、リハビリテーション専門職がいる施設で生活してはどうか」とDさんに提案した。
Dさんは妻と退院後の生活について話し合った結果、一定期間施設に入所して、その間に、自宅の住宅改修を行うことにして、介護支援専門員(ケアマネジャー)に居宅介護住宅改修費について相談した。
次のうち、Dさんが提案を受けた施設として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Dさん(70歳、男性)は、自宅で妻と二人暮らしで、年金収入で生活している。
ある日、車を運転中に事故に遭い救急搬送された。
医師からは、第4胸髄節まで機能が残存している脊髄損傷(spinal cord injury)と説明を受けた。Dさんは、入院中に要介護3の認定を受けた。
Dさんは、退院後は自宅で生活することを望んでいた。
妻は一緒に暮らしたいと思うが、Dさんの身体状況を考えると不安を感じていた。
介護支援専門員(ケアマネジャー)は、「退院後は、在宅復帰を目的に、一定の期間、リハビリテーション専門職がいる施設で生活してはどうか」とDさんに提案した。
Dさんは妻と退院後の生活について話し合った結果、一定期間施設に入所して、その間に、自宅の住宅改修を行うことにして、介護支援専門員(ケアマネジャー)に居宅介護住宅改修費について相談した。
次のうち、Dさんが提案を受けた施設として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 養護老人ホーム
- 軽費老人ホーム
- 介護老人福祉施設
- 介護老人保健施設
- 介護医療院
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この過去問の解説 (2件)
01
それぞれの施設の特徴を理解した上で、
①一定期間施設に入所する
②在宅復帰を目的としてリハビリを行う
というDさんの目的と合わせた施設を選択します。
×:養護老人ホームとは、介護サービスがなく、身体的に自立していることが入所条件です。
要介護3のDさんには適切ではありません。
×:軽費老人ホームとは、通称「ケアハウス」と呼ばれ、比較的安い料金で日常生活のサポートを受けられる施設を指します。
元々一人暮らしなど生活が自立していた方が対象なので、適切ではありません。
×:介護老人福祉施設とは、「特別養護老人ホーム」とも呼ばれ、要介護の高齢者が日常生活を送るために必要なサービスを提供している公的施設です。
〇:介護老人保健施設は、在宅復帰を目的に、リハビリ・医療ケアを中心としたサービス提供をしています。
「介護老人福祉施設」はより重度の方が終身利用するために入居する場所ですが、「介護老人保健施設」は短期入所も可能なのでこちらが適切です。
×:介護医療院とは、要介護状態で医療的ケアが必要な人のための介護保険施設です。リハビリではなく医療がメインの施設なので、適切ではありません。
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02
Dさんの在宅復帰という目標に合う施設を選ぶ問題です。
各施設の特徴を大まかにでも覚えておきましょう。
不正解です。
特別養護老人ホームは老人福祉法の規定する施設です。
対象は65歳以上で身体、精神上に著しい障害があり、常時の介護が必要であり、居宅では適切な介護が困難な方になります。
不正解です。
高齢等のため、ひとりで生活するには不安がある方や、自立した日常生活を営むことに不安がある方で家族の支援などが難しい方が対象です。
サービス提供にかかる費用について所得に応じた負担があります。
不正解です。
介護老人福祉施設は介護保険法において介護保険施設としての指定をうけたものです。
名前は違いますが特別養護老人ホームとの違いは根拠となる法だけで、サービスなどに変わりはありません。
正解です。
対象は看護、医療的管理のもと、介護や機能訓練を受けながら居宅生活への復帰を目指す方です。
自宅改修後に帰宅を希望しているDさんに適切な施設です。
不正解です。
介護医療院は長期の療養が必要な要介護者を対象に、療養上の看護、医療のもとで日常的な世話が必要な方が対象です。
居宅復帰を目指すDさんには不適切です。
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