大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問65 (日本史B(第6問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問65(日本史B(第6問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

日本において鉄道が開通して、2022年で150年を迎える。日本における鉄道の歴史とその役割について述べた次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

d 敗戦後も、鉄道は貨物輸送や旅客輸送において重要な交通機関としての地位にあり、人々の移動に欠かせない交通機関であった。ただ、1960年代以降、乗用車やトラックが普及するとともに、国道や高速道路網の整備によって、e 自動車が貨物輸送や旅客輸送において中心的な役割を担うようになった
鉄道は、貨物輸送から、都市間や都市内の旅客輸送に注力するようになった。
1964年に東海道新幹線が開通し、その後、新幹線網は各地に広がった。一方で、過疎に悩む農村や産業が衰退した地域で赤字路線の存在が問題となり、国鉄の経営にも大きな影響を与えた。第3セクター(注)への転換や路線の廃止が実施されるなど、都市部での鉄道網の展開とは対照的だった。そのようななかで、f 国鉄の民営化が行われ、現在のJR 7社の体制に転換した。
鉄道は日本の産業発展において重要な役割を果たすだけでなく、私たちの生活に密接に関わっている。

(注)第3セクター:国や地方自治体と民間企業の共同出資により設立された事業体。

下線部eに関連して、次の表2は、高度経済成長期以降の鉄道・自動車の旅客輸送量と乗用車の保有台数、高速道路延長、新幹線・高速道路の開通年を表したものである。表2について述べた文として正しいものを、後のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 表2によれば、鉄道の旅客輸送が減少したことはなかった。
  • 表2によれば、日本で最初に開かれたオリンピックの開催までに、東京― 大阪間には、新幹線・高速道路が全線開通した。
  • 表2によれば、第1次石油危機の後、自動車の旅客輸送は減少した。
  • 表2によれば、太平洋ベルト地帯から整備された新幹線は、その後、東北地方や日本海側と首都圏を結ぶようになった。

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