大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問64 (日本史B(第6問) 問5)
問題文
d 敗戦後も、鉄道は貨物輸送や旅客輸送において重要な交通機関としての地位にあり、人々の移動に欠かせない交通機関であった。ただ、1960年代以降、乗用車やトラックが普及するとともに、国道や高速道路網の整備によって、e 自動車が貨物輸送や旅客輸送において中心的な役割を担うようになった。
鉄道は、貨物輸送から、都市間や都市内の旅客輸送に注力するようになった。
1964年に東海道新幹線が開通し、その後、新幹線網は各地に広がった。一方で、過疎に悩む農村や産業が衰退した地域で赤字路線の存在が問題となり、国鉄の経営にも大きな影響を与えた。第3セクター(注)への転換や路線の廃止が実施されるなど、都市部での鉄道網の展開とは対照的だった。そのようななかで、f 国鉄の民営化が行われ、現在のJR 7社の体制に転換した。
鉄道は日本の産業発展において重要な役割を果たすだけでなく、私たちの生活に密接に関わっている。
(注)第3セクター:国や地方自治体と民間企業の共同出資により設立された事業体。
下線部dに関連して、戦後10年(1945~55年)の間に撮影された写真X・Yと、それに関して述べた文a~dとの組合せとして正しいものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
a 写真Xは、深刻な食料不足の影響で、都市から農村へ買い出しに行く人が多くなったことを示している。
b 写真Xは、恐慌の影響で、都市から農村に戻る人が多くなったことを示している。
c 写真Yは、平均して前年比10%ほどの伸び率で、日本経済が急成長していた時期の事件を示している。
d 写真Yは、企業の倒産や失業者の増大が社会不安となっていた時期の事件を示している。

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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問64(日本史B(第6問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
d 敗戦後も、鉄道は貨物輸送や旅客輸送において重要な交通機関としての地位にあり、人々の移動に欠かせない交通機関であった。ただ、1960年代以降、乗用車やトラックが普及するとともに、国道や高速道路網の整備によって、e 自動車が貨物輸送や旅客輸送において中心的な役割を担うようになった。
鉄道は、貨物輸送から、都市間や都市内の旅客輸送に注力するようになった。
1964年に東海道新幹線が開通し、その後、新幹線網は各地に広がった。一方で、過疎に悩む農村や産業が衰退した地域で赤字路線の存在が問題となり、国鉄の経営にも大きな影響を与えた。第3セクター(注)への転換や路線の廃止が実施されるなど、都市部での鉄道網の展開とは対照的だった。そのようななかで、f 国鉄の民営化が行われ、現在のJR 7社の体制に転換した。
鉄道は日本の産業発展において重要な役割を果たすだけでなく、私たちの生活に密接に関わっている。
(注)第3セクター:国や地方自治体と民間企業の共同出資により設立された事業体。
下線部dに関連して、戦後10年(1945~55年)の間に撮影された写真X・Yと、それに関して述べた文a~dとの組合せとして正しいものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
a 写真Xは、深刻な食料不足の影響で、都市から農村へ買い出しに行く人が多くなったことを示している。
b 写真Xは、恐慌の影響で、都市から農村に戻る人が多くなったことを示している。
c 写真Yは、平均して前年比10%ほどの伸び率で、日本経済が急成長していた時期の事件を示している。
d 写真Yは、企業の倒産や失業者の増大が社会不安となっていた時期の事件を示している。

- X ― a Y ― c
- X ― a Y ― d
- X ― b Y ― c
- X ― b Y ― d
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