大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問6 (現代社会(第1問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問6(現代社会(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生のマツキさんは、学校主催の2週間の海外研修に参加した。次の問いに答えよ。

マツキさんは「思想、良心及び宗教の自由」に関するクラスメイトの発表を聞き、公共の場で一定の衣装の着用を禁止する国があり、その禁止の対象には宗教的な理由で女性が顔や髪を隠すために身に着けるヴェール(スカーフ)が含まれる場合があることを知った。次のA~Cは、ヴェールの着用に関して、国際人権条約の履行を監視する機関で示された判断の一部の趣旨をまとめたものである。A~Cに合致する考え方の記述を後のア~エから選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

A  公の秩序・安全の保護にとって重大なリスクが存在するとき、国家はすべての個人を識別できなければならないとの主張がある。特定の状況下で個人を識別する必要性は認められるが、そうだとしても、特定の状況に限定して顔を見せる義務を課すのではなく、ヴェールの着用を包括的に禁止するのはなぜかについて論証がなされる必要がある。

B  顔は社会の相互活動において重要な役割を果たしている。すべての人に開かれた場所では、人々は、個人間の開かれた関係にそぐわないような行動や態度を望まないとの主張がある。顔を隠すヴェールによって生じる他者との間の障壁は、共生しやすい社会で生活するという他者の権利を侵害するとの意見があることは理解できる。

C  ヴェールの着用禁止は、女性の権利保護と性別間の平等の観点から重要であるとの意見がある。しかし、女性がヴェールを着用するのには様々な理由があり、必ずしも女性の男性に対する従属を象徴するものではない。この議論において欠けているのは、ヴェールを着用する女性の意見とヴェールを着用しないことを選択する女性の意見である。

ア  顔を隠すヴェールの公共の場での着用は、社会で共同生活を送る上でのコミュニケーションの妨げとなり、他人の権利と抵触する可能性がある。
イ  公共の場におけるヴェールの着用を命じることは、政治と宗教との関わりを禁じる政教分離の原則と抵触する可能性がある。
ウ  ヴェールの着用は、女性の自主選択に基づく場合があり、両性の平等に反するとして一概に断定はできない。
エ  治安への脅威に対処しなければならないとしても、顔を隠すヴェールの公共の場での着用を一律に禁止することは、当然に正当化されるわけではない。
  • A ― ア  B ― イ  C ― ウ
  • A ― ア  B ― ウ  C ― エ
  • A ― イ  B ― ア  C ― エ
  • A ― イ  B ― ウ  C ― ア
  • A ― ウ  B ― イ  C ― ア
  • A ― ウ  B ― イ  C ― エ
  • A ― エ  B ― ア  C ― ウ
  • A ― エ  B ― ウ  C ― イ

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