大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問27 (現代社会(第4問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問27(現代社会(第4問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生のアライさんとマエダさんは、校外学習で裁判の傍聴に行き、傍聴後、先生に感想文を提出した。次のアライさんの感想文の一部を読み、後の問いに答えよ。

アライさんの感想文の一部
最初に、裁判員裁判を傍聴した。裁判を見ながら、現代社会の授業でa刑事司法について学習したことを思い出した。証拠調べのときに、法廷で防犯カメラの映像が流れ、こういうところでも映像が用いられるのかと驚いた。
次に、法廷を移動して別の事件の判決言渡しを傍聴した。被告人が有罪判決を言い渡されるのを見て、改めてb刑罰を科せられることの重みを感じた。

最後に、先生は「政治に参加する方法は、選挙以外にもあります」と話した。
次の会話文Ⅱは、それに続くものである。会話文Ⅱ中のア~ウには、後のA~Cの記述のいずれかが入る。ア~ウに入る記述の組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

会話文Ⅱ
先生:身近な例で言えば、本市では、市が設置する防犯カメラについての、設置や運用に関する条例が、長期に渡って制定されていません。仮に、私たちがそのような条例を必要だと考え、その制定を求めようとすると、どのような方法が考えられますか。
アライ:長期に渡って条例を制定しない議会は、信任できないので、( ア )のはどうですか。
マエダ:いきなり( ア )のは適切なのでしょうか。署名が必要となるだけでなく、住民投票で過半数の同意も必要です。さらに、それが通ったとしても、その後、防犯カメラが争点になるとは限りません。必要となる署名の割合が小さくて済む、( イ )方がいいのではないですか。
先生:( イ )としても、議会が否決することもあり得ます。そうだとしても、目的との関連性の高い方法や、手続きのハードルが低い方法を優先した方がいいですね。
マエダ:議会が否決したら、そのときに( ア )という方法に進めばいいですよね。他方、( ウ )という方法をとれば、署名を集める必要もありませんが、どうですか。
アライ:その分、( ウ )ことは、それによって何らかの法的な義務を負わせるものではありませんよ。
マエダ:法的にはそうですが、政治的には重要ではないでしょうか。
先生:そうですね。政治に参加しようとする場合には、それぞれの手続きのハードルや利点を考慮したり、実現したい事柄に合わせた方法を選択したりすることが必要ですね。

A  市長に対して、地方自治法に基づいて、条例の制定を請求する
B  議会の議員に対して、条例の制定を陳情する
C  選挙管理委員会に対して、地方自治法に基づいて、議会の解散を請求する
  • ア ― A  イ ― B  ウ ― C
  • ア ― A  イ ― C  ウ ― B
  • ア ― B  イ ― A  ウ ― C
  • ア ― B  イ ― C  ウ ― A
  • ア ― C  イ ― A  ウ ― B
  • ア ― C  イ ― B  ウ ― A

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