大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問66 (政治・経済(第1問) 問3)
問題文
下線部cに関連して、生徒Xは、どのような財をどの程度輸出しているかを調べることによって、その国の経済構造の特徴を知ることができると考えた。そこで、2018年のデータとそれまでの各国の経済の動きをもとに、日本、中国、ナイジェリア、ロシアの貿易輸出品の主要3品目(主要品目の輸出額の輸出総額に占める割合)を示す次の表ア~エと、これらの国の経済的特徴をまとめた後の資料を作成した。資料を踏まえて表アに該当する国として正しいものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
資料
日本は、高度成長期以来、加工貿易型で経済発展してきた。中国は、経済特区を設けるなどして工業化を進め「世界の工場」といわれるほど発展し、アメリカに次ぐ経済規模の国になった。ロシアは、天然資源が多く、エネルギー価格の高騰を戦略的に活用し、2000年代に入ると鉱工業生産を伸ばした。ナイジェリアは、アフリカの中では経済規模が大きく人口も多いが、ODA(政府開発援助)を受け入れている発展途上国であり、モノカルチャー経済の特徴を示している。

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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問66(政治・経済(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
下線部cに関連して、生徒Xは、どのような財をどの程度輸出しているかを調べることによって、その国の経済構造の特徴を知ることができると考えた。そこで、2018年のデータとそれまでの各国の経済の動きをもとに、日本、中国、ナイジェリア、ロシアの貿易輸出品の主要3品目(主要品目の輸出額の輸出総額に占める割合)を示す次の表ア~エと、これらの国の経済的特徴をまとめた後の資料を作成した。資料を踏まえて表アに該当する国として正しいものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
資料
日本は、高度成長期以来、加工貿易型で経済発展してきた。中国は、経済特区を設けるなどして工業化を進め「世界の工場」といわれるほど発展し、アメリカに次ぐ経済規模の国になった。ロシアは、天然資源が多く、エネルギー価格の高騰を戦略的に活用し、2000年代に入ると鉱工業生産を伸ばした。ナイジェリアは、アフリカの中では経済規模が大きく人口も多いが、ODA(政府開発援助)を受け入れている発展途上国であり、モノカルチャー経済の特徴を示している。

- 日本
- 中国
- ナイジェリア
- ロシア
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「ロシア」です。
以下、解説になります。
日本では、原油ないし石油製品について、大半を輸出に依拠しているため表アに該当しません。
中国の鉄鋼に関する輸出割合は、5.4以上にのぼります。
ナイジェリアは、原油等の輸出割合が大きいため、誤りです。
正解は、この肢です。
2018年度のロシアの輸出割合と合致します。
各国の輸入・輸出製品については、その国の生産状況や経済状況を理解していなければ答えられません。普段から、ニュースを見ながら情報収集をするとよいでしょう。
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02
日本、中国、ナイジェリア、ロシアの経済的特徴を整理しましょう。
表アに該当しません。先進国ですので輸出品目が機械類、自動車が上位を占めます。よって表イが日本に当たります。
中国は発展途上国に位置付けられますが工業化が著しいです。中国の特徴は2位に「衣類」がきます。made in chinaのTシャツをよく目にしますね。よって表エが中国になります。
表アにしてはいけません。ロシアとナイジェリアを比較するとロシアはBRICSの一員で工業化しつつありますので、ナイジェリアは表ウに当たります。
適切。ロシアは原油や天然ガスが産出されますし、鉄鋼も上位に入ります。工業化しつつあることから表アに当たります。
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