給水装置工事主任技術者の過去問
平成30年度(2018年)
給水装置の構造及び性能 問24
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問題
給水装置工事主任技術者試験 平成30年度(2018年) 給水装置の構造及び性能 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
給水装置の耐久性能基準に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 耐久性能基準は、頻繁な作動を繰り返すうちに弁類が故障し、その結果、給水装置の耐圧性、逆流防止等に支障が生じることを防止するためのものである。
- 耐久性能基準は、制御弁類のうち機械的・自動的に頻繁に作動し、かつ通常消費者が自らの意思で選択し、又は設置・交換できるような弁類に適用される。
- 耐久性能試験に用いる弁類の開閉回数は10万回(弁の開及び閉の動作をもって1回と数える。)である。
- 耐久性能基準の適用対象は、弁類単体として製造・販売され、施工時に取付けられるものに限られる。
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この過去問の解説 (1件)
01
選択肢1、3、4:正しい。記述のとおり。
(下記、『給水管及び給水用具の性能基準の解説』参照)
選択肢2:誤り。
選択肢2中の『設置・交換できるような弁類』ではなく、『設置・交換できないような弁類』になります。
(下記、『給水管及び給水用具の性能基準の解説』参照)
したがって、答えは【2】になります。
〜下記、抜粋〜
【厚生労働省、給水管及び給水用具の性能基準の解説】
(耐久に関する基準)
弁類(耐寒性能が求められるものを除く。)は、耐久性能試験により10万回の開閉操作を繰り返した後、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び負圧破壊性能を有するものでなければならない。
(解説)
本基準は、頻繁な作動を繰り返すうちに弁類が故障し、その結果、給水装置の耐圧性、逆流防止等に支障が生じることを防止するためのものである。
1.適用対象
耐久性能基準は、制御弁類のうち機械的・自動的に頻繁に作動し、かつ通常消費者が自らの意思で選択し、又は設置・交換しないような弁類に適用することとし、開閉回数は型式承認基準に準じて10万回(弁の開及び閉の動作をもって1回と数える)とした。制御弁類の開閉頻度は使用条件により大きく異なるが、10万回の開閉回数は最低でもおおむね2~3年程度に相当するといわれている。
ここで適用対象は、弁類単体として製造・販売され、施工時に取り付けられるものに限ることとする。これは、弁類が給水用具の部品として備え付けられている場合、製品全体としての耐久性とバランスをとって必要な耐久性を持たせるのが普通であり、弁類だけの耐久性を一律に規定することは合理的でないと考えられるためである。
なお、型式承認基準で耐久性能が求められていた水栓やボールタップについては、通常故障が発見しやすい箇所に設置されており、耐久の度合いは消費者の選択に委ねることができることから、本基準の適用対象にしないこととした。
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