給水装置工事主任技術者の過去問
平成30年度(2018年)
給水装置の構造及び性能 問28
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
給水装置工事主任技術者試験 平成30年度(2018年) 給水装置の構造及び性能 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
逆流防止に関する次の記述の( )内に入る語句の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
呼び径が25mmを超える吐水口の場合、確保しなければならない越流面から吐水口の( ア )までの垂直距離の満たすべき条件は、近接壁の影響がある場合、近接壁の面数と壁からの離れによって区分される。この区分は吐水口の内径dの何倍かによって決まる。吐水口の断面が長方形の場合は、( イ )をdとする。
なお、上述の垂直距離の満たすべき条件は、有効開口の内径d’によって定められるが、このd’とは「吐水口の内径d」、「こま押さえ部分の内径」、「給水栓の接続管の内径」、の3つのうちの( ウ )のことである。
呼び径が25mmを超える吐水口の場合、確保しなければならない越流面から吐水口の( ア )までの垂直距離の満たすべき条件は、近接壁の影響がある場合、近接壁の面数と壁からの離れによって区分される。この区分は吐水口の内径dの何倍かによって決まる。吐水口の断面が長方形の場合は、( イ )をdとする。
なお、上述の垂直距離の満たすべき条件は、有効開口の内径d’によって定められるが、このd’とは「吐水口の内径d」、「こま押さえ部分の内径」、「給水栓の接続管の内径」、の3つのうちの( ウ )のことである。
- ア:中央 イ:短辺 ウ:最小内径
- ア:最下端 イ:短辺 ウ:最大内径
- ア:中央 イ:長辺 ウ:最大内径
- ア:最下端 イ:長辺 ウ:最小内径
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
呼び径が25mmを超える吐水口の場合、確保しなければならない越流面から吐水口の( ア:最下端)までの垂直距離の満たすべき条件は、近接壁の影響がある場合、近接壁の面数と壁からの離れによって区分される。この区分は吐水口の内径dの何倍かによって決まる。吐水口の断面が長方形の場合は、( イ:長辺 )をdとする。
なお、上述の垂直距離の満たすべき条件は、有効開口の内径d’によって定められるが、このd’とは「吐水口の内径d」、「こま押さえ部分の内径」、「給水栓の接続管の内径」、の3つのうちの( ウ :最小内径)のことである。
・アに関して
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令第5条第二項ロより、
『〜越流面から吐水口の最下端までの垂直距離が確保されていること。』
とされています。
・イに関して
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令の別表3の備考欄2より、
『吐水口の断面が長方形の場合は長辺をdとする。』
とされているため、イは長辺となります。
・ウに関して
「吐水口の内径d」、「こま押さえ部分の内径」、「給水栓の接続管の内径」の3つのうちの最小内径が有効開口の内径となっています。
〜下記、抜粋〜
【給水装置の構造及び材質の基準に関する省令】
(逆流防止に関する基準)
第五条 水が逆流するおそれのある場所に設置されている給水装置は、次の各号のいずれかに該当しなければならない。
二 吐水口を有する給水装置が、次に掲げる基準に適合すること。
ロ 呼び径が二五ミリメートルを超えるもの にあっては、別表第三の上欄に掲げる区分に 応じ、同表下欄に掲げる越流面から吐水口の 最下端までの垂直距離が確保されていること。
逆流防止について、『給水装置は、通常有圧で給水してしているため外部から水が流入することはないが、断水、漏水等により、逆圧又は負圧が生じた場合、逆サイホン作用等により水が逆流し、当該需要者はもちろん、他の需要者に衛生上の危害を及ぼすおそれがある。このため吐水口を有し、逆流を生じるおそれのある箇所ごとに、i)吐水口空間の確保、ii)逆流防止性能を有する給水用具の設置、又はiii)負圧破壊性能を有する給水用具の設置のいずれかの措置を講じなければならない。』とされています。
参考になった数45
この解説の修正を提案する
前の問題(問27)へ
平成30年度(2018年)問題一覧
次の問題(問29)へ