給水装置工事主任技術者の過去問
令和2年度(2020年)
給水装置計画論 問30
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和2年度(2020年) 給水装置計画論 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
給水装置工事の基本計画に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
ア 給水装置の基本計画は、基本調査、給水方式の決定、計画使用水量及び給水管口径等の決定からなっており、極めて重要である。
イ 給水装置工事の依頼を受けた場合は、現場の状況を把握するために必要な調査を行う。
ウ 基本調査のうち、下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルの口径、布設位置については、水道事業者への確認が必要である。
エ 基本調査は、計画・施工の基礎となるものであり、調査の結果は計画の策定、施工、さらには給水装置の機能にも影響する重要な作業である。
ア 給水装置の基本計画は、基本調査、給水方式の決定、計画使用水量及び給水管口径等の決定からなっており、極めて重要である。
イ 給水装置工事の依頼を受けた場合は、現場の状況を把握するために必要な調査を行う。
ウ 基本調査のうち、下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルの口径、布設位置については、水道事業者への確認が必要である。
エ 基本調査は、計画・施工の基礎となるものであり、調査の結果は計画の策定、施工、さらには給水装置の機能にも影響する重要な作業である。
- ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
- ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
- ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正
- ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:誤
- ア:誤 イ:誤 ウ:正 エ:正
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この過去問の解説 (1件)
01
各記述の正誤を考え、その組み合わせがマッチしているものを選ぶ問題です。
「給水装置の基本計画」は、基本調査、どう給水するかの方式決定、計画使用水量の決定、給水管の口径など、給水装置を設置する上で、最も基本的な事を決定するためのものです。
基本調査は大きく二つに分類されます。
一つは「事前調査」で、もう一つは「現場調査」です。
その内容によって、「工事を申し込んだ人に確認するもの」、「各水道事業者に確認するもの」、「現地調査を行って確認するもの」「道路管理者に確認するもの」「埋設物管理者に確認するもの」などがあります。
以下、それぞれの記述の正誤を考えていきましょう。
ア 給水装置の基本計画は、基本調査、給水方式の決定、計画使用水量及び給水管口径等の決定からなっており、極めて重要である。
この記述は「正しい」です。
イ 給水装置工事の依頼を受けた場合は、現場の状況を把握するために必要な調査を行う。
この記述は「正しい」です。
ウ 基本調査のうち、下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルの口径、布設位置については、水道事業者への確認が必要である。
この記述は「誤り」です。
これに関しては、「水道事業者」に確認するのではなく、「現地調査」による確認と「埋設物管理者」に確認します。
この事前調査は、埋設物の正確な位置を把握するために行い、その結果によって埋設物に対してどう措置を取るかを検討することになります。
「水道事業者」に確認する項目としては、既に設置されている給水管や配水管などに関することで、例えば、
・既設給水装置の有無(所有者、布設年月、形態、口径、管種、布設位置、使用水量、栓番)
・配水管の布設状況(口径、管種、布設位置、仕切弁、配水管の水圧、消火栓の位置)
・既設給水管から分岐する場合(所有者、給水戸数、布設年月、口径、布設位置、既設建物との関連)
です。
下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルは、埋設物にあたり、水道事業者には確認しません。
エ 基本調査は、計画・施工の基礎となるものであり、調査の結果は計画の策定、施工、さらには給水装置の機能にも影響する重要な作業である。
この記述は「正しい」です。
総合すると、ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正 が正誤のマッチした解答です。
本肢が正解です。
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