給水装置工事主任技術者の過去問
令和2年度(2020年)
給水装置の概要 問49
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和2年度(2020年) 給水装置の概要 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
自然冷媒ヒートポンプ給湯機に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 送風機で取り込んだ空気の熱を冷媒(二酸化炭素)が吸収する。
- 熱を吸収した冷媒が、コンプレッサで圧縮されることにより高温・高圧となる。
- 高温となった冷媒の熱を、熱交換器内に引き込んだ水に伝えてお湯を沸かす。
- お湯を沸かした後、冷媒は膨張弁で低温・低圧に戻され、再び熱を吸収しやすい状態になる。
- 基本的な機能・構造は貯湯湯沸器と同じであるため、労働安全衛生法施行令に定めるボイラーである。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題は「不適当なもの」を選択する問題です。
「ヒートポンプ給湯機」は、「空気中の熱」、いわゆる「大気熱」を使います。
電気式給湯機は「電気のみ」を使うことと比べると、ヒートポンプ給湯機は効率的に温水を作ることが出来ます。
このとき冷媒という、熱を移動させることができる流体を使用します。
この冷媒が大気熱を吸収し、その後コンプレッサーで圧縮してさらに高温にします。
このときに使用する冷媒には、自然冷媒と人工冷媒があります。
「自然冷媒(しぜんれいばい)」とは、自然界にもともと存在する物質、例えばアンモニア、二酸化炭素(炭酸ガス)、水、空気(窒素)などを使用した冷媒のことをいいます。
「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」とは自然冷媒を利用した、ヒートポンプ給湯機ということになります。
これは「正しい」です。
これは「正しい」です。
これは「正しい」です。
これは「正しい」です。
これが「不適当なもの」です。
この記述の中で「ボイラーである」という部分が間違っています。
正しくは「ボイラーとはならない」です。
なぜなら、基本的な機能や構造は貯湯湯沸器と同じですが、自然冷媒ヒートポンプ給湯機は、水の加熱が貯湯槽の外で行われるため、ボイラーではありません。
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