給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置の構造及び性能 問21

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置の構造及び性能 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置の水撃限界性能基準に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 水撃限界性能基準は、水撃作用により給水装置に破壊等が生じることを防止するためのものである。
  • 水撃作用とは、止水機構を急に閉止した際に管路内に生じる圧力の急激な変動作用をいう。
  • 水撃限界性能基準は、水撃発生防止仕様の給水用具であるか否かを判断する基準であり、水撃作用を生じるおそれのある給水用具はすべてこの基準を満たしていなければならない。
  • 水撃限界性能基準の適用対象の給水用具には、シングルレバー式水栓、ボールタップ、電磁弁(電磁弁内蔵の全自動洗濯機、食器洗い機等)、元止め式瞬間湯沸器がある。
  • 水撃限界に関する試験により、流速2メートル毎秒又は動水圧を0.15メガパスカルとする条件において給水用具の止水機構の急閉止をしたとき、その水撃作用により上昇する圧力が1.5メガパスカル以下である性能を有する必要がある。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は給水装置の水撃限界性能基準についての理解を問うものです。

それぞれの選択肢を検討してみましょう。

選択肢1. 水撃限界性能基準は、水撃作用により給水装置に破壊等が生じることを防止するためのものである。

- 適切な記述です。

水撃限界性能基準は、給水装置が水撃作用によるダメージを受けないようにするために設けられています。

選択肢2. 水撃作用とは、止水機構を急に閉止した際に管路内に生じる圧力の急激な変動作用をいう。

- 正確な説明です。

水撃作用は、水の流れが急停止する際に生じる圧力波であり、管路や給水用具にダメージを与える可能性があります。

選択肢3. 水撃限界性能基準は、水撃発生防止仕様の給水用具であるか否かを判断する基準であり、水撃作用を生じるおそれのある給水用具はすべてこの基準を満たしていなければならない。

- 不適切です。

水撃限界性能基準は、水撃作用を完全に防止するものではなく、水撃作用によるダメージを最小限に抑えるための基準です。

また、すべての給水用具が水撃作用を生じないわけではありませんが、その耐性が求められる場合にはこの基準を満たす必要があります。

選択肢4. 水撃限界性能基準の適用対象の給水用具には、シングルレバー式水栓、ボールタップ、電磁弁(電磁弁内蔵の全自動洗濯機、食器洗い機等)、元止め式瞬間湯沸器がある。

- 適切な記述です。

これらの給水用具は水撃作用の影響を受けやすいため、水撃限界性能基準の適用対象となります。

選択肢5. 水撃限界に関する試験により、流速2メートル毎秒又は動水圧を0.15メガパスカルとする条件において給水用具の止水機構の急閉止をしたとき、その水撃作用により上昇する圧力が1.5メガパスカル以下である性能を有する必要がある。

- 水撃限界性能基準の一部を具体的に示した適切な説明です。

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