給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置の概要 問49
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置の概要 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
湯沸器に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
ア 貯湯湯沸器は、有圧のまま貯湯槽内に貯えた水を直接加熱する構造の湯沸器で、給水管に直結するので、減圧弁及び安全弁(逃し弁)の設置が必須である。
イ 電気温水器は、熱源に大気熱を利用しているため、消費電力が少ない湯沸器である。
ウ 地中熱利用ヒートポンプシステムには、地中の熱を間接的に利用するオープンループと、地下水の熱を直接的に利用するクローズドループがある。
エ 太陽熱利用貯湯湯沸器のうち、太陽集熱装置系と水道系が蓄熱槽内で別系統になっている二回路型と、太陽集熱装置系内に水道水が循環する水道直結型は、給水用具に該当する。
ア 貯湯湯沸器は、有圧のまま貯湯槽内に貯えた水を直接加熱する構造の湯沸器で、給水管に直結するので、減圧弁及び安全弁(逃し弁)の設置が必須である。
イ 電気温水器は、熱源に大気熱を利用しているため、消費電力が少ない湯沸器である。
ウ 地中熱利用ヒートポンプシステムには、地中の熱を間接的に利用するオープンループと、地下水の熱を直接的に利用するクローズドループがある。
エ 太陽熱利用貯湯湯沸器のうち、太陽集熱装置系と水道系が蓄熱槽内で別系統になっている二回路型と、太陽集熱装置系内に水道水が循環する水道直結型は、給水用具に該当する。
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この過去問の解説 (1件)
01
それぞれの文章の正誤を考え、その組み合わせを解答する問題です。
それぞれの文章の正誤は以下の通りです。
ア 貯湯湯沸器は、有圧のまま貯湯槽内に貯えた水を直接加熱する構造の湯沸器で、給水管に直結するので、減圧弁及び安全弁(逃し弁)の設置が必須である。
これは「正しい」です。
イ 電気温水器は、熱源に大気熱を利用しているため、消費電力が少ない湯沸器である。
これは「誤り」です。
上の記述は、「電気温水器」の記述ではなく、「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」の記述です。電気温水器の熱源は、電気です。
ウ 地中熱利用ヒートポンプシステムには、地中の熱を間接的に利用するオープンループと、地下水の熱を直接的に利用するクローズドループがある。
これは「誤り」です。
上記のオープンループとクローズドループの記述が逆になっています。
「オープンループ」は地下水の熱を直接利用し、「クローズドループ」は地中の熱を間接的に利用しています。
地中熱とは、地中にある熱のことで、地下200mくらいの深さまでを指します。地下10m以上の深さでは、季節に関わらず温度が安定しているため、安定した熱エネルギーとして利用することができます。この熱エネルギーを取り出して利用することが、「地中熱利用」と呼ばれていて、その利用方法の一つに「ヒートポンプシステム」があります。地中熱利用システムは少しずつ全国に普及しています。
エ 太陽熱利用貯湯湯沸器のうち、太陽集熱装置系と水道系が蓄熱槽内で別系統になっている二回路型と、太陽集熱装置系内に水道水が循環する水道直結型は、給水用具に該当する。
これは「正しい」です。
以上を総合すると、ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
が正しい選択肢になります。
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