給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置の構造及び性能 問3

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置の構造及び性能 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置の負圧破壊性能基準に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  水受け部と吐水口が一体の構造であり、かつ水受け部の越流面と吐水口の間が分離されていることにより水の逆流を防止する構造の給水用具は、負圧破壊性能試験により流入側からマイナス20kPaの圧力を加えたとき、吐水口から水を引き込まないこととされている。
イ  バキュームブレーカとは、器具単独で販売され、水受け容器からの取付け高さが施工時に変更可能なものをいう。
ウ  バキュームブレーカは、負圧破壊性能試験により流入側からマイナス20kPaの圧力を加えたとき、バキュームブレーカに接続した透明管内の水位の上昇が75mmを超えないこととされている。
エ  負圧破壊装置を内部に備えた給水用具とは、製品の仕様として負圧破壊装置の位置が施工時に変更可能なものをいう。
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:誤
  • ア:誤  イ:誤  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:誤
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:正

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

これはそれぞれの文章の正誤を考えて、その組み合わせを答える問題です。

 

ア  水受け部と吐水口が一体の構造であり、かつ水受け部の越流面と吐水口の間が分離されていることにより水の逆流を防止する構造の給水用具は、負圧破壊性能試験により流入側からマイナス20kPaの圧力を加えたとき、吐水口から水を引き込まないこととされている。


これは「誤り」です。


マイナス20kPaではなく、正しくはマイナス54kPaです。


マイナスのkPaは吸引圧のことで、負圧破壊性能試験で、流入側からー54kPaの圧力を加えたとき(吸引したとき)、吐水口から水を引き込まないこと、とあります。

 


イ  バキュームブレーカとは、器具単独で販売され、水受け容器からの取付け高さが施工時に変更可能なものをいう。


これは「正しい」です。


バキュームブレーカは、いわゆる弁のことで、「真空破壊弁」や「逆流防止弁」とも呼ばれています。

 


ウ  バキュームブレーカは、負圧破壊性能試験により流入側からマイナス20kPaの圧力を加えたとき、バキュームブレーカに接続した透明管内の水位の上昇が75mmを超えないこととされている。


これは「誤り」です。


(ア)と同じで、マイナス20kPaではなく、正しくはマイナス54kPaです。

 


エ  負圧破壊装置を内部に備えた給水用具とは、製品の仕様として負圧破壊装置の位置が施工時に変更可能なものをいう。


これは「誤り」です。


「負圧破壊装置を内部に備えた給水用具」とは、例えば吐水口水没型のボールタップのことで、具体的にはボールタップ付きロータンク、冷水機、自動販売機、貯蔵湯沸器などがそれに当たります。

これらは「負圧破壊装置の位置が一定に固定されているもの」のことで、「施工時に変更可能なもの」ではありません。

 

 

以上を総合すると、ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:誤

が答えです。

参考になった数78