給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置の概要 問5

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置の概要 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

給水用具に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 逆止弁付メーターパッキンは、配管接合部をシールするメーター用パッキンにスプリング式の逆流防止弁を兼ね備えた構造である。逆流防止機能が必要な既設配管の内部に新たに設置することができる。
  • 小便器洗浄弁は、センサーで感知し自動的に水を吐出させる自動式とボタン等を操作し水を吐出させる手動式の2種類あり、手動式にはニードル式、ダイヤフラム式の2つのタイプの弁構造がある。
  • 湯水混合水栓は、湯水を混合して1つの水栓から吐水する水栓である。ハンドルやレバー等の操作により吐水、止水、吐水流量及び吐水温度が調整できる。
  • 水道用コンセントは、洗濯機、食器洗い機との組合せに最適な水栓で、通常の水栓のように壁から出っ張らないので邪魔にならず、使用するときだけホースをつなげばよいので空間を有効に利用することができる。

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この過去問の解説 (1件)

01

以下に解説します。

選択肢1. 逆止弁付メーターパッキンは、配管接合部をシールするメーター用パッキンにスプリング式の逆流防止弁を兼ね備えた構造である。逆流防止機能が必要な既設配管の内部に新たに設置することができる。

逆止弁付メーターパッキンは、配管接合部をシールするメーター用パッキンに、スプリング式の逆流防止弁を組み込んだ構造です。

この製品は、既存の配管に対しても、メーターパッキンを交換するだけで逆流防止機能を追加できます。

つまり、逆流防止機能が必要な既設配管の内部に新たに設置することが可能です。

選択肢2. 小便器洗浄弁は、センサーで感知し自動的に水を吐出させる自動式とボタン等を操作し水を吐出させる手動式の2種類あり、手動式にはニードル式、ダイヤフラム式の2つのタイプの弁構造がある。

小便器洗浄弁には、自動式手動式の2種類があります。

 

自動式:センサーで人の動きを感知し、自動的に水を吐出します。

手動式:ボタンやレバーを操作して水を吐出します。

 

手動式の小便器洗浄弁の弁構造には、一般的にピストン式ダイヤフラム式の2つのタイプがあります。

ピストン式:ピストンの往復動作により、水の吐出を制御します。

ダイヤフラム式:弾性膜(ダイヤフラム)の変形を利用して、水の吐出を制御します。

ニードル式という弁構造は、手動式小便器洗浄弁の一般的なタイプではありません。

したがって、「手動式にはニードル式、ダイヤフラム式の2つのタイプの弁構造がある」という記述は誤りです。

選択肢3. 湯水混合水栓は、湯水を混合して1つの水栓から吐水する水栓である。ハンドルやレバー等の操作により吐水、止水、吐水流量及び吐水温度が調整できる。

湯水混合水栓は、お湯と水を混合して一つの水栓から吐水するものです。

ハンドルレバーの操作によって、以下の調整が可能です:

吐水・止水:水を出したり止めたりする。

吐水流量:水の出る量を調節する。

吐水温度:お湯と水の混合比率を変えて、水温を調節する。

選択肢4. 水道用コンセントは、洗濯機、食器洗い機との組合せに最適な水栓で、通常の水栓のように壁から出っ張らないので邪魔にならず、使用するときだけホースをつなげばよいので空間を有効に利用することができる。

水道用コンセントは、壁面に埋め込まれた形状の水栓で、洗濯機食器洗い機などと組み合わせて使用されます。

通常の水栓のように壁から出っ張らないため、空間を有効に活用できます。

使用する際には、ホースを接続して水を供給します。

使わないときは目立たず、室内空間をすっきりと保てます。

 

手動式の小便器洗浄弁の弁構造として、「ニードル式」は一般的ではなく、「ピストン式」と「ダイヤフラム式」が正しいタイプです。

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