給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置の概要 問7

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置の概要 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

給水管の継手に関する次の記述の(   )内に入る語句の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

① 架橋ポリエチレン管の継手の種類としては、メカニカル式継手と( ア )継手がある。
② ダクタイル鋳鉄管の接合形式は多種類あるが、一般に給水装置では、メカニカル継手、( イ )継手及びフランジ継手の3種類がある。
③ 水道用ポリエチレン二層管の継手は、一般的に( ウ )継手が用いられる。
④ ステンレス鋼鋼管の継手の種類としては、( エ )継手とプレス式継手がある。
  • ア:EF  イ:RR  ウ:金属  エ:スライド式
  • ア:熱融着  イ:プッシュオン  ウ:TS  エ:スライド式
  • ア:EF  イ:プッシュオン  ウ:金属  エ:伸縮可とう式
  • ア:熱融着  イ:RR  ウ:TS  エ:伸縮可とう式
  • ア:EF  イ:RR  ウ:金属  エ:伸縮可とう式

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この過去問の解説 (1件)

01

・EF

 

架橋ポリエチレン管の継手には、メカニカル式継手とEF継手(電気融着継手)があります。

EF継手(Electric Fusionの略)は、継手内部の電熱線に電流を流し、管と継手の接合部を加熱・溶融させて接合する方法です。

架橋ポリエチレン管は熱可塑性が低いため、熱融着よりも電気融着が適しています。

 

・プッシュオン

 

ダクタイル鋳鉄管の接合形式は多種類ありますが、給水装置で一般的に使用されるのは以下の3種類です。

メカニカル継手

プッシュオン継手

フランジ継手

プッシュオン継手は、ゴムリングを使用し、管を押し込むだけで簡単に接合できる方法です。

この継手は、施工性が高く、水密性も良好です。

 

・金属

 

水道用ポリエチレン二層管の継手は、一般的に金属継手が用いられます。

二層管は、内層がポリエチレン、外層がアルミニウムなどの金属で構成されています。

金属継手を使用することで、機械的強度と耐久性が高い接合が可能です。

 

・伸縮可とう式

 

ステンレス鋼鋼管の継手には、以下の種類があります。

伸縮可とう式継手

プレス式継手

伸縮可とう式継手は、配管の熱膨張や収縮、振動に対応できる柔軟性を持った継手です。

この継手は、ステンレス鋼鋼管の特性を活かし、耐震性や耐久性を高めることができます。

選択肢3. ア:EF  イ:プッシュオン  ウ:金属  エ:伸縮可とう式

適当です。

まとめ

補足説明:

EF継手は、架橋ポリエチレン管の接合で信頼性が高く、特に給水配管で広く使用されています。

プッシュオン継手は、ダクタイル鋳鉄管の接合で一般的で、施工の迅速化に寄与します。

金属継手は、水道用ポリエチレン二層管の特性に合わせ、強固な接合を実現します。

伸縮可とう式継手は、ステンレス鋼鋼管の配管システムで、耐震性や温度変化への対応力を高めます。

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