給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置の概要 問15
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置の概要 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
給水用具に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 自動販売機は、水道水を内部タンクで受けたあと、目的に応じてポンプにより加工機構へ供給し、コーヒー等を販売する器具である。
- Y型ストレーナは、流体中の異物などをろ過するスクリーンを内蔵し、ストレーナ本体が配管に接続されたままの状態でも清掃できる。
- 水撃防止器は、封入空気等をゴム等により圧縮し、水撃を緩衝するもので、ベローズ形、エアバッグ形、ダイヤフラム式等がある。
- 温水洗浄装置付便座は、その製品の性能等の規格をJISに定めており、温水発生装置で得られた温水をノズルから射出する装置を有した便座である。
- サーモスタット式の混合水栓は、湯側・水側の2つのハンドルを操作し、吐水・止水、吐水量の調整、吐水温度の調整ができる。
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この過去問の解説 (1件)
01
以下に解説します。
自動販売機は、水道水を内部タンクで受け取り、必要に応じてポンプで加工機構へ水を供給します。
これにより、コーヒーなどの飲料を販売します。
この記述は、自動販売機の一般的な構造と機能を正しく説明しています。
Y型ストレーナは、配管内の流体中に含まれる異物を取り除くためのスクリーンを内蔵しています。
ストレーナ本体は配管に接続されたままの状態でも清掃が可能です。
清掃時には、ストレーナのキャップを外してスクリーンを取り出し、清掃後に元に戻すことができます。
したがって、記述は正しいです。
水撃防止器は、水流の急激な停止や方向転換により発生する**水撃現象(ウォーターハンマー)**を緩和する装置です。
封入された空気やガスをゴムなどの弾性体で圧縮し、衝撃を吸収します。
ベローズ形、エアバッグ形、ダイヤフラム式などの種類があります。
これらの説明は、水撃防止器の構造と機能を正しく述べています。
温水洗浄装置付便座は、**JIS(日本産業規格)**でその製品の性能や安全性に関する規格が定められています。
この便座は、温水発生装置で加熱した温水をノズルから射出し、洗浄機能を提供します。
記述は、温水洗浄便座の特徴と規格について正しく説明しています。
サーモスタット式の混合水栓は、温度調節ハンドルと吐水・止水ハンドルの2つのハンドルを持つのが一般的です。
温度調節ハンドルで設定温度を調節し、吐水・止水ハンドルで水の出し止めと流量調節を行います。
湯側・水側の2つのハンドルを操作するわけではありません。これは2ハンドル混合水栓の説明です。
2ハンドル混合水栓では、湯と水のそれぞれのハンドルを操作して温度と流量を調節しますが、サーモスタット式混合水栓は温度を自動的に一定に保つ機能があります。
したがって、記述は誤りです。
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