給水装置工事主任技術者 過去問
令和5年度(2023年)
問11 (給水装置工事法 問2)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 問11(給水装置工事法 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

水道配水用ポリエチレン管からの分岐穿孔に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 割T字管の取付け後の試験水圧は、1.75MPa以下とする。ただし、割T字管を取り付けた管が老朽化している場合は、その管の内圧とする。
  • サドル付分水栓を用いる場合の手動式の穿孔機には、カッターは押し切りタイプと切削タイプがある。
  • 割T字管を取り付ける際、割T字管部分のボルト・ナットの締付けは、ケース及びカバーの取付け方向を確認し、片締めにならないように全体を均等に締め付けた後、ケースとカバーの合わせ目の隙間がなくなるまで的確に締め付ける。

  • 分水 EF サドルの取付けにおいて、管の切削面と取り付けるサドルの内面全体を、エタノール又はアセトン等を浸みこませたペーパータオルで清掃する。

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この過去問の解説 (2件)

01

以下に解説します。

選択肢1. 割T字管の取付け後の試験水圧は、1.75MPa以下とする。ただし、割T字管を取り付けた管が老朽化している場合は、その管の内圧とする。

不適当

理由:

割T字管の取付け後の試験水圧は、通常、0.75MPa以下とするのが一般的です。

記述では「1.75MPa以下」とされていますが、これは高すぎる試験水圧であり、管や継手の損傷を招く恐れがあります。

また、老朽化している管に対しては、さらに低い圧力で試験を行う必要があります。

したがって、この記述は不適当です。

選択肢2. サドル付分水栓を用いる場合の手動式の穿孔機には、カッターは押し切りタイプと切削タイプがある。

適当

理由:

サドル付分水栓を用いる場合の手動式の穿孔機には、以下の2種類のカッターがあります。

押し切りタイプ:管を押し切って穴を開ける方式。

切削タイプ:回転させながら刃で削り、穴を開ける方式。

使用するカッターの種類は、管の材質や口径、施工条件に応じて選択します。

したがって、この記述は適当です。

選択肢3.

割T字管を取り付ける際、割T字管部分のボルト・ナットの締付けは、ケース及びカバーの取付け方向を確認し、片締めにならないように全体を均等に締め付けた後、ケースとカバーの合わせ目の隙間がなくなるまで的確に締め付ける。

適当

理由:

割T字管を取り付ける際には、以下の点に注意します。

ケースおよびカバーの取付け方向を確認する。

片締めにならないように、全体を均等に締め付ける

ケースとカバーの合わせ目の隙間がなくなるまで的確に締め付ける

これにより、漏水や管の損傷を防ぎ、確実な接合が行えます。

したがって、この記述は適当です。

選択肢4. 分水 EF サドルの取付けにおいて、管の切削面と取り付けるサドルの内面全体を、エタノール又はアセトン等を浸みこませたペーパータオルで清掃する。

適当

理由:

分水EFサドルの取付けでは、管の切削面サドルの内面全体を、エタノールまたはアセトン等を浸み込ませたペーパータオルで清掃します。

これにより、接合面の油分や汚れを除去し、融着不良の防止につながります。

ポリエチレン管は、これらの有機溶剤による影響が少なく、清掃に使用することが適切です。

したがって、この記述は適当です。

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02

融着配管にチーズ(割T字管、B型、M型、W型があります。水を止めずに分岐管を取り出し、<二割、三割>ボルト、ナットで施工します)配管途中に分岐が欲しい時、現場での呼び名としてチーズと呼ぶ方が分かりやすいともいます。作業工程に沿って施工していきます。

 

選択肢1. 割T字管の取付け後の試験水圧は、1.75MPa以下とする。ただし、割T字管を取り付けた管が老朽化している場合は、その管の内圧とする。

不適当です。

1.75MPa以下と書いてありますが、、消火栓ではないので、0.75MPaでいいです。

選択肢2. サドル付分水栓を用いる場合の手動式の穿孔機には、カッターは押し切りタイプと切削タイプがある。

適当です。

押切タイプ、切削タイプの2種類です。

選択肢3.

割T字管を取り付ける際、割T字管部分のボルト・ナットの締付けは、ケース及びカバーの取付け方向を確認し、片締めにならないように全体を均等に締め付けた後、ケースとカバーの合わせ目の隙間がなくなるまで的確に締め付ける。

適当です。

ケースとカバーの合わせ目の隙間がなくなるまで的確に締め付ける。この作業は、基本中の基本です、全てボルトナットの場合は、片締めにならないように締めていきます。

選択肢4. 分水 EF サドルの取付けにおいて、管の切削面と取り付けるサドルの内面全体を、エタノール又はアセトン等を浸みこませたペーパータオルで清掃する。

適当です。

パイプと継ぎ手を装着するときは、この問題の通り清掃してから挿入します。

まとめ

地震などにかなりの強度があり柔軟性もあるので、埋設配管などに使われることが多いいです。

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