給水装置工事主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)
給水装置工事法 問3

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 給水装置工事法 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

水道管の埋設深さ及び占用位置に関する次の記述の(   )内に入る語句の組み合わせのうち、正しいものはどれか。

道路法施行令の第11条の3第1項第2号ロでは、埋設深さについて、「水管又はガス管の本線を埋設する場合においては、その頂部と路面との距離は( ア )m(工事実施上やむを得ない場合は( イ )m)を超えていること」と規定されている。しかし、他の埋設物との交差の関係等で、土被りを標準又は規定値までとれない場合は、( ウ )と協議することとし、必要な防護措置を施す。
宅地部分における給水管の埋設深さは、荷重、衝撃等を考慮して( エ )m以上を標準とする。
  • ア:0.9  イ:0.6  ウ:水道事業者  エ:0.3
  • ア:0.9  イ:0.6  ウ:道路管理者  エ:0.2
  • ア:1.2  イ:0.5  ウ:水道事業者  エ:0.3
  • ア:1.2  イ:0.6  ウ:道路管理者  エ:0.3
  • ア:1.2  イ:0.5  ウ:水道事業者  エ:0.2

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この過去問の解説 (1件)

01

水道管の埋設深さおよび占用位置に関する問題について、適切な語句の組み合わせを選択します。

 

(ア)と(イ)について

道路法施行令第11条の3第1項第2号ロでは、埋設深さについて以下のように規定されています。

 

「水管又はガス管の本線を埋設する場合においては、その頂部と路面との距離は 1.2メートル (工事実施上やむを得ない合は 0.6メートル )を超えていること。」

したがって、

(ア):1.2メートル

(イ):0.6メートル

 

(ウ)について

 

「他の埋設物との交差の関係等で、土被りを標準又は規定値までとれない場合は、( ウ )と協議することとし、必要な防護措置を施す。」

正しい語句:

(ウ):道路管理者

理由:

道路法施行令に基づき、道路に埋設する管の深さや位置に関して問題がある場合は、道路管理者と協議する必要があります。

道路管理者は、道路の安全性や他の埋設物との調整を行う権限を持っています。

 

 

(エ)について

「宅地部分における給水管の埋設深さは、荷重、衝撃等を考慮して( エ )m以上を標準とする。」

正しい語句:

(エ):0.3メートル

理由:

一般的に、宅地内の給水管の埋設深さは、0.3メートル以上を標準とします。

これは、地表からの荷重や衝撃、凍結のリスクを考慮して設定されています。

 

まとめ

ア:1.2メートル

イ:0.6メートル

ウ:道路管理者

エ:0.3メートル

選択肢1. ア:0.9  イ:0.6  ウ:水道事業者  エ:0.3

ア:0.9 m

イ:0.6 m

ウ:水道事業者

エ:0.3 m

 

誤りのポイント:

(ア)の誤り:

道路法施行令第11条の3第1項第2号ロでは、水管またはガス管の本線の埋設深さの頂部と路面との距離は「1.2 mを超えていること」と規定されています。

この回答では(ア)が0.9 mとなっており、これは規定値と異なるため誤りです。

 

(ウ)の正誤:

他の埋設物との交差の関係等で、土被りを標準または規定値まで取れない場合は、道路管理者と協議する必要があります。

この回答では(ウ)が水道事業者となっており、協議先が誤っています。

結論:

(ア)の埋設深さが規定値である1.2 mではなく0.9 mとなっているため誤りです。

(ウ)の協議先が水道事業者となっており、本来は道路管理者と協議するため誤りです。

選択肢2. ア:0.9  イ:0.6  ウ:道路管理者  エ:0.2

ア:0.9 m

イ:0.6 m

ウ:道路管理者

エ:0.2 m

 

誤りのポイント:

(ア)の誤り:

道路法施行令では、埋設深さの頂部と路面との距離は「1.2 mを超えていること」と規定されています。

この回答の(ア)は0.9 mであり、規定値より浅いため誤りです。

 

(エ)の誤り:

宅地部分における給水管の埋設深さは、荷重や衝撃を考慮して0.3 m以上が標準です。

この回答の(エ)は0.2 mとなっており、標準より浅いため誤りです。

 

結論:

(ア)の埋設深さが規定値である1.2 mではなく0.9 mとなっているため誤りです。

(エ)の宅地部分の埋設深さが0.2 mであり、標準の0.3 m以上を満たしていないため誤りです。

選択肢3. ア:1.2  イ:0.5  ウ:水道事業者  エ:0.3

ア:1.2 m

イ:0.5 m

ウ:水道事業者

エ:0.3 m

 

誤りのポイント:

(イ)の誤り:

道路法施行令では、工事実施上やむを得ない場合の埋設深さは「0.6 mを超えていること」と規定されています。

この回答の(イ)は0.5 mとなっており、規定値より浅いため誤りです。

 

(ウ)の誤り:

他の埋設物との交差で土被りを取れない場合は、道路管理者と協議します。

この回答の(ウ)は水道事業者となっており、協議先が誤っています。

 

結論:

(イ)の工事実施上やむを得ない場合の埋設深さが規定値の0.6 mではなく0.5 mとなっているため誤りです。

(ウ)の協議先が水道事業者となっており、本来は道路管理者と協議するため誤りです。

選択肢4. ア:1.2  イ:0.6  ウ:道路管理者  エ:0.3

ア:1.2メートル

イ:0.6メートル

ウ:道路管理者

エ:0.3メートル

正しい組み合わせです。

 

解説は冒頭に記載している通りです。

選択肢5. ア:1.2  イ:0.5  ウ:水道事業者  エ:0.2

ア:1.2 m

イ:0.5 m

ウ:水道事業者

エ:0.2 m

 

誤りのポイント:

(イ)の誤り:

道路法施行令での工事実施上やむを得ない場合の埋設深さは「0.6 mを超えていること」です。

この回答の(イ)は0.5 mであり、規定値より浅いため誤りです。

 

(ウ)の誤り:

他の埋設物との交差の場合、協議する相手は道路管理者です。

この回答の(ウ)は水道事業者となっており、協議先が誤っています。

 

(エ)の誤り:

宅地部分の給水管の埋設深さ0.3 m以上が標準です。

この回答の(エ)は0.2 mであり、標準より浅いため誤りです。

 

結論:

(イ)の工事実施上やむを得ない場合の埋設深さが規定値の0.6 mではなく0.5 mとなっているため誤りです。

(ウ)の協議先が水道事業者となっており、本来は道路管理者と協議するため誤りです。

(エ)の宅地部分の埋設深さが0.2 mであり、標準の0.3 m以上を満たしていないため誤りです。

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