給水装置工事主任技術者 過去問
令和5年度(2023年)
問31 (給水装置計画論 問2)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 問31(給水装置計画論 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

給水方式に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  受水槽式の長所として、事故や災害時に受水槽内に残っている水を使用することができる。
イ  配水管の水圧が高いときは、受水槽への流入時に給水管を流れる流量が過大となるが、給水用具に支障をきたさなければ、対策を講じる必要はない。
ウ  ポンプ直送式は、受水槽に受水した後、ポンプで高置水槽へ汲み上げ、自然流下により給水する方式である。
エ  直結給水方式の長所として、配水管の圧力を利用するため、エネルギーを有効に利用することができる。
  • ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:誤
  • ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤
  • ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:正

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この過去問の解説 (2件)

01

ア  受水槽式の長所として、事故や災害時に受水槽内に残っている水を使用することができる。
→記述の通りです。

 

イ  配水管の水圧が高いときは、受水槽への流入時に給水管を流れる流量が過大となるが、給水用具に支障をきたさなければ、対策を講じる必要はない。

配水管の水圧が高いときは、受水槽への流入時に給水管を流れる流量が過大となり、水道メーターの性能及び耐久性に支障が出る可能性があります。その為、減圧弁等を設置するなど対策を講じる必要があります。従って、この記述は誤りです。


ウ  ポンプ直送式は、受水槽に受水した後、ポンプで高置水槽へ汲み上げ、自然流下により給水する方式である。
→この記述は高置水槽式に関するものの為、誤りです。

 

エ  直結給水方式の長所として、配水管の圧力を利用するため、エネルギーを有効に利用することができる。

→記述の通りです。

選択肢1. ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正

こちらが正答肢です。

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02

給水方式の問題では、「方式ごとの特徴と違い」をしっかり理解しておくことが重要です。特に、受水槽式、直結給水方式、ポンプ直送式、高置水槽式などは名称が似ていて混同しやすいため、それぞれの仕組みを正確に覚える必要があります。

 

ア:

受水槽式は、災害時に受水槽に残った水を非常用として使えるため、利点の一つです。

イ:誤

配水管の水圧が高い場合、給水用具に影響がなくても、流量が過大になれば対策が必要です。過大な流量は、給水装置や配管に負担をかけることがあります。

ウ:誤

ポンプ直送式は、受水槽を使わず、ポンプで直接配水管から各給水ポイントへ水を送る方式です。ポンプで加圧して水を送るため、高置水槽は必要ありません。
記述の内容は高置水槽式の説明に該当します。高置水槽式では、受水槽に入った水をポンプで高置水槽へ送り、そこから自然の水圧を利用して給水します。

エ:

直結給水方式は、配水管の圧力をそのまま利用する方式です。ポンプや受水槽を使わないため、エネルギー効率が良いのが特徴です。

選択肢1. ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正

適当です。

まとめ

試験では、「方式の名称・特徴・利点」をセットで覚え、選択肢の中から正しいものを見分ける力が求められます。

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