給水装置工事主任技術者 過去問
令和5年度(2023年)
問38 (給水装置工事事務論 問3)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 問38(給水装置工事事務論 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

建築基準法に基づき建築物に設ける飲料水の配管設備に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 給水立て主管からの各階への分岐管等主要な分岐管には、分岐点に近接した部分で、かつ、操作を容易に行うことができる部分に安全弁を設けること。
  • ウォーターハンマーが生ずるおそれがある場合においては、エアチャンバーを設けるなど有効なウォーターハンマー防止のための措置を講ずること。
  • 給水タンク内部に飲料水の配管設備以外の配管設備を設けないこと。
  • 給水タンクの上にポンプ、ボイラー、空気調和機等の機器を設ける場合は、飲料水を汚染することのないように衛生上必要な措置を講ずること。

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この過去問の解説 (2件)

01

給水設備に関する問題では、安全弁、止水弁、エアチャンバーなどの配管部品の役割を正しく理解することが重要です。

選択肢1. 給水立て主管からの各階への分岐管等主要な分岐管には、分岐点に近接した部分で、かつ、操作を容易に行うことができる部分に安全弁を設けること。

不適当です。

安全弁を設置するのは、圧力が異常に上昇した際に管の破損を防ぐためです。しかし、給水立て主管や分岐管には通常止水弁(バルブ)を設置します。止水弁は水の流れを制御するために使われ、安全弁とは役割が異なります。給水管では過剰な圧力を逃がす必要はないため、安全弁の設置は求められません。

選択肢2. ウォーターハンマーが生ずるおそれがある場合においては、エアチャンバーを設けるなど有効なウォーターハンマー防止のための措置を講ずること。

適当です。

ウォーターハンマーが発生する可能性がある場合、配管の破損を防ぐためにエアチャンバーや防止器具を設置します。これにより、水が急停止した際の衝撃を吸収します。

選択肢3. 給水タンク内部に飲料水の配管設備以外の配管設備を設けないこと。

適当です。

給水タンク内部に他の配管設備を設置することは衛生的に問題があるため、飲料水用の配管設備以外は設置してはいけません。

選択肢4. 給水タンクの上にポンプ、ボイラー、空気調和機等の機器を設ける場合は、飲料水を汚染することのないように衛生上必要な措置を講ずること。

適当です。

給水タンクの上にポンプやボイラーを設置する場合は、万が一の汚染を防ぐために、適切な衛生対策が必要です。

まとめ

配管設備の問題は、衛生管理や安全対策に直結するため、設備の名称や設置場所を整理しながら学習することがポイントです。

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02

飲料水の配管設備及び給水・貯水タンクについて問われることが多い為、

よくポイントを押さえておきましょう。

選択肢1. 給水立て主管からの各階への分岐管等主要な分岐管には、分岐点に近接した部分で、かつ、操作を容易に行うことができる部分に安全弁を設けること。

安全弁を設けるのではなく止水弁を設ける必要がある為、

この記述は誤りです。

選択肢2. ウォーターハンマーが生ずるおそれがある場合においては、エアチャンバーを設けるなど有効なウォーターハンマー防止のための措置を講ずること。

記述の通りです。

選択肢3. 給水タンク内部に飲料水の配管設備以外の配管設備を設けないこと。

記述の通りです。

選択肢4. 給水タンクの上にポンプ、ボイラー、空気調和機等の機器を設ける場合は、飲料水を汚染することのないように衛生上必要な措置を講ずること。

記述の通りです。

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