マンション管理士の過去問
平成27年度(2015年)
問40
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問題
マンション管理士試験 平成27年度(2015年) 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
マンションの遮音性能に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
※工業標準化法が改正されたことにより、令和元年(2019年)7月1日より、「日本工業規格(JIS)」は「日本産業規格(JIS)」に変わりました。
<参考>
それに伴い、当設問の選択肢中の文言を変更しました。
<参考>
それに伴い、当設問の選択肢中の文言を変更しました。
- JIS(日本産業規格)によると、床の遮音等級はL値で示し、値が小さいほど遮音性が高く、界壁の遮音等級はD値で示し、値が大きいほど遮音性が高い。
- 外部騒音による生活への影響が低減されるよう開口部の遮音性能を高めるには、2枚の建具の間隔をあけた二重サッシにする方法がある。
- 同じ厚さのコンクリート床の場合、普通コンクリートは、軽量コンクリートに比べ重量床衝撃音に対する遮音性能は低くなる。
- 一般的には、床仕上げ材を木質フローリングからカーペットにリフォームすることで、軽量床衝撃音に対する遮音性能を高めることができる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 正しい。
選択肢のとおり、床の遮音等級はL値で示し、値が小さいほど遮音性が高く、界壁の遮音等級はD値で示し、値が大きいほど遮音性が高いです。
2 正しい。
選択肢のとおり、外部騒音による生活への影響が低減されるよう開口部の遮音性能を高めるには、2枚の建具の間隔をあけた二重サッシにする方法があります。
3 誤り。
同じ厚さのコンクリート床の場合、普通コンクリートは、軽量コンクリートに比べ重量床衝撃音に対する遮音性能は同程度とされています。したがって、選択肢は誤りです。
4 正しい。
選択肢のとおり、床仕上げ材を木質フローリングからカーペットにリフォームすることで、軽量床衝撃音に対する遮音性能を高めることができます。
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02
1.床衝撃音の遮音等級はL値で表され、L値の数値が小さいほど、遮音性能が高いことを表します。界壁の遮音等級はD値で表され、D値の数値が大きいほど、遮音性能が高いことを表します。
2.外部騒音による生活への影響を低減するためには、開口部である、既存のサッシの内側か外側にサッシを取り付けて、2枚の建具の間隔をあけた二重サッシにすることも有効です。
3.重量床衝撃音に対する遮音性能は、コンクリート床の厚さ、密度、剛性等によって決まります。普通コンクリートは、軽量コンクリートに比べ密度が大きいので、同じ厚さのコンクリート床であれば、重量床衝撃音に対する遮音性能は高くなります。
よって、この設問は不適切です。
4.軽量床衝撃音は、床の表面に畳等の柔軟な仕上げ材を使用することや、フローリングであっても遮音等級の高いものを選定することにより、軽減することができます。木質フローリングよりもカーペットの方がより柔軟なので、軽量床衝撃音に対する遮音性能は高くなります。
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03
1、適切です。
2、適切です。
3、不適切です。
普通コンクリートの方が、軽量コンクリートに比べて重量床衝撃音に対する遮音性能は高くなります。
4、適切です。
以上のことから、3が不適切なので、正解は3です。
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