看護師の過去問
第108回
午後 問216
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問題
看護師国家試験 第108回 午後 問216 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み問いに答えよ。
Aさん(82歳、女性)は、Alzheimer<アルツハイマー>型認知症(dementia of Alzheimer type)で、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準IIb、要介護で1ある。息子と2人暮らしであったが、1年前から認知症対応型共同生活介護<認知症高齢者グループホーム>に入所している。息子は仕事が忙しいため、2か月に1回面会に来所する。Aさんは2日前から活気がなくなり、食事量も減少した。本日、発熱や下痢を主訴に介護職員に付き添われて外来を受診した。外来の看護師が介護職員に普段の健康状態の把握の方法を尋ねると、1日1回の体温と血圧の測定、月1回の体重測定、レクリエーションへの参加の様子を確認しているという回答を得た。Aさんは、看護師の簡単な質問に答えることができる。
身体所見:体温37.0°C、呼吸数24/分、脈拍72/分、血圧132/82mmHg、呼吸音は異常なし。水様便が3回/日、濃縮尿、手指の冷感あり、顔色は不良。皮膚の乾燥あり。体重45.8kg。
検査所見:Ht40%、白血球9,800/μL、尿素窒素25mg/dL。Na150mEq/L、尿比重1.030。
外来の看護師が介護職員から追加で収集するAさんの情報で、最も優先するのはどれか。
Aさん(82歳、女性)は、Alzheimer<アルツハイマー>型認知症(dementia of Alzheimer type)で、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準IIb、要介護で1ある。息子と2人暮らしであったが、1年前から認知症対応型共同生活介護<認知症高齢者グループホーム>に入所している。息子は仕事が忙しいため、2か月に1回面会に来所する。Aさんは2日前から活気がなくなり、食事量も減少した。本日、発熱や下痢を主訴に介護職員に付き添われて外来を受診した。外来の看護師が介護職員に普段の健康状態の把握の方法を尋ねると、1日1回の体温と血圧の測定、月1回の体重測定、レクリエーションへの参加の様子を確認しているという回答を得た。Aさんは、看護師の簡単な質問に答えることができる。
身体所見:体温37.0°C、呼吸数24/分、脈拍72/分、血圧132/82mmHg、呼吸音は異常なし。水様便が3回/日、濃縮尿、手指の冷感あり、顔色は不良。皮膚の乾燥あり。体重45.8kg。
検査所見:Ht40%、白血球9,800/μL、尿素窒素25mg/dL。Na150mEq/L、尿比重1.030。
外来の看護師が介護職員から追加で収集するAさんの情報で、最も優先するのはどれか。
- 過去1週間の体温の変動
- 昨日の睡眠状態
- 全身の皮膚状態
- 入所時の体重
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この過去問の解説 (3件)
01
2と4は優先的ではありません
3は必要な情報ですが介護職員へ聞かなければならない項目ではありません
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02
はっきりと体調の変化が見られたのは2日前からなようだが、受診日には発熱が見られているので、過去1週間程度の体温の変動を確認することが大切と言えます。そのため、正解は1.です。
2.×、3.×、4.×
観察項目としては挙げられますが、優先する項目ではありません。
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03
正解です。
2 . 昨日の睡眠状態は体温ほど命にかかわるものではないため、優先順位を考え不正解です。
3 . 全身の皮膚状態は確かに褥瘡リスクとし必要な情報であるが、これは介護職員から聞かなくても自分で確認すればよいです。
よって不正解です。
4 . 入所時の体重は、Aさんの栄養状態を把握する上では必要ですが現状況では優先順位は低いです。
よって不正解です。
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