看護師の過去問
第111回
午前 問44

ワルファリン(ワーファリン）は抗凝固剤で、ビタミンKが関与する血液凝固因子の産生を抑え、血液を固まりにくくし、血栓ができるのを防ぐ薬です。

よって、ビタミンKが多く含まれる食べ物を避ける必要があります。

納豆、クロレラ、青汁などはビタミンKが多く含まれるため、

ワルファリン内服中は避けるべき食べ物になります。

正解3

解説

ワーファリンは坑血液凝固剤で血栓症、弁置換術、大血管置換術を受けた患者が内服適応となります。

ワーファリンによる抗血液凝固の仕組みはビタミンKの働きを抑え、血栓形成を予防します。

1、2は食べてもよい食品です。

3．納豆はビタミンKを多く含むため、ワーファリン内服中は禁忌です。

4．グレープフルーツは、カルシウム拮抗薬内服中は禁忌です。

ワーファリンは抗血小板薬です。ビタミンンKが多いと作用が減少してしまうため納豆や青汁などのビタミンKの多いものは避けなくてはいけません。

よって、正解は３になります。

１：海藻　海藻にもビタミンＫはありますが、一日の摂取のなかでそこまで多くなければ問題ないため不正解になります。

２：牛乳　牛乳には、カルシウムがはいっていますが、ワーファリンを内服していても影響はないため不正解になります。

４：グレープフルーツ　グレープフルーツが及ぼす薬はカルシウム拮抗薬（高血圧治療に使われる）です。よって、今回の問題では不正解になります。