看護師 過去問
第111回
問62 (午前 問62)

新生児死亡は、乳児死亡のうち生後4週（28日）未満の死亡のことを言います。

生後1週未満の死亡は乳児死亡のことを示すので違います。

死産は、妊娠満12週（第4月）以後の死児の出産を示すので正解です。

妊産婦死亡は、妊娠中または妊娠終了後満42日未満の死亡を示すので違います。

令和元年の統計では自然死産10.2%、人工死産11.8%で前年度の11.0%より上昇しています。

新生児死亡は、生後４週（28日）未満の死亡を指します。

死産とは、妊娠満12週以後の死児の出産を指します。

よって、こちらが正解です。
死児とは、出産後に心拍、随意筋運動および呼吸のいずれも認められない状態を指します。

妊産婦死亡とは、妊娠中または妊娠終了後満42日未満の女性の死亡を指します。

死因は、産科危機的出血が第1位です。

令和元年（2019年）では、自然死産数よりも、人工死産数が多くなっています。

令和元年の自然死産数は 8997件、 人工死産数は 10457件です。

令和6年（2024年）でも、自然死産数は6847件、 人工死産数は8475件と人工死産数が自然死産数を上回っています。

生後1週（7日）未満の死亡は、早期新生児死亡と言われます。

妊娠期間にかかわりなく、母体から死亡した状態で胎児が娩出されることです。

妊娠22週までは、胎児は母体外に出て生存することは不可能とされます。

そのため、母体外に出て生存可能とされる妊娠22週以降の死産のことを、狭義の死産と言います。

また、日本では妊娠12週以降の死産は、役所への届出が義務付けられています。

妊産婦死亡とは、妊娠中または妊娠終了後満42日未満の女性が、妊娠もしくは妊娠の管理に関連した原因で死亡したものを言います。

妊娠の期間や部位による区別はありません。

令和元年の統計では自然死産10.2%に対し、人工死産数11.8%であり、人工死産数が上回っています。