看護師の過去問
第111回
午前 問67
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問題
看護師国家試験 第111回 午前 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさん(22歳、統合失調症(schizophrenia))は父親、母親、妹との4人暮らし。高校卒業後、アルバイトをしていたが、症状の悪化によって初めて精神科病院に入院した。退院後に一般企業で働きたいと希望している。
看護師がAさんに提案するサービスで適切なのはどれか。
看護師がAさんに提案するサービスで適切なのはどれか。
- 行動援護
- 就労移行支援
- 自立生活援助
- 地域定着支援
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 就労移行支援 です。
行動援護とは、知的障害・精神障害により一人での行動が危険を伴うあるいは困難な人に対して、必要なサービスを行うことです。
入院歴があるものの、アルバイトも行えていたため不適切です。
就労移行支援とは、就労に必要な知識や能力を習得し、一般企業等への就職を目指すサービスのことです。
一般企業への就職を希望しているAさんに適しているといえます。
自立支援援助とは、障害等により判断能力が不十分な方に対し、自立した生活を送れるように支援するサービスです。
Aさんは家族と同居しているため不適切です。
地域密着支援とは、単身生活を送る障害者に対し、常時連絡体制を確保し、必要時に支援を行うサービスです。
Aさんには当てはまらず、不適切です。
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02
精神科病院の退院後、就労に向けた適切なサービス(支援)について問われています。選択肢はいずれも障害者総合支援法による障害福祉サービスです。
行動援護とは、自分一人で行動することが困難な人が危険を回避するために、必要な支援を受けることのできるサービスをいいます。Aさんはアルバイトを行えており単独での行動が困難との情報はないことから不適切です。
正解です。就労移行支援とは、就労に必要な知識や能力を習得し、一般企業等への就職を目指すサービスをいいます。一般企業への就職を希望しているAさんに適したサービスの提案といえます。
自立生活援助とは、一人暮らしの人に対して、自立した日常生活を送るために生活上の困りごとの相談を受け、自分で解決できるように援助を行うサービスをいいます。Aさんは家族と同居していることや生活上の困りごとの情報がないことから不適切といえます。
地域定着支援は居宅で単身生活している障害者に対して、常時の連絡体制を確保し、緊急時には必要な援助を行うサービスをいいます。就労に関するサービスでないため不適切といえます。
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03
この問題では、発症以前、現在の状況を抑えることが重要です。
行動援護は、知的障害、精神障害のあるものが一人で行動する際に生じる危険を回避するために必要な援護を行うことです。Aさんはアルバイトができていたため、違います。
就労移行支援とは、一般企業への就労を希望する人を対象とした、就労に必要な知識、能力の向上のための訓練のことです。Aさんがしていたアルバイトは一般企業のため、正解です。
自立生活援助とは、一人暮らしなど地域での独立生活を始めた障害者に対して生活の困りごとを自分で解決できるように援助することです。Aさんは家族4人暮らしのため違います。
地域定着支援とは、地域生活をしている人を対象とした、24時間の連絡相談などのサポートのことです。Aさんには当てはまりません。
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