看護師 過去問
第111回
問109 (午前 問109)
問題文
次の文を読み以下の問いに答えよ。
Aさん(68歳、男性、自営業)は、妻(73歳)と2人暮らし。Aさんの就寝時刻は21時で、入眠後90分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。
Aさんに出現している睡眠障害はどれか。
Aさん(68歳、男性、自営業)は、妻(73歳)と2人暮らし。Aさんの就寝時刻は21時で、入眠後90分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。
Aさんに出現している睡眠障害はどれか。
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問題
看護師国家試験 第111回 問109(午前 問109) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み以下の問いに答えよ。
Aさん(68歳、男性、自営業)は、妻(73歳)と2人暮らし。Aさんの就寝時刻は21時で、入眠後90分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。
Aさんに出現している睡眠障害はどれか。
Aさん(68歳、男性、自営業)は、妻(73歳)と2人暮らし。Aさんの就寝時刻は21時で、入眠後90分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。
Aさんに出現している睡眠障害はどれか。
- ナルコレプシー(narcolepsy)
- レム睡眠行動障害(REM sleep behavior disorder)
- 睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)
- 睡眠・覚醒スケジュール障害(sleep-wake schedule disorder)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
Lewy〈レビー〉小体型認知症は、以下の4つの症状が中核的特徴です。
各選択肢については以下の通りです。
1 .ナルコレプシーとは過眠症のひとつで、日中に突然強い眠気が出現して、眠り込んでしまう病気です。
2 .レム睡眠行動障害とは、レム睡眠中に悪夢に対応する形で大きな声を出す、怖がる、隣で寝ている人を蹴るなどの行動が出てしまう病気です。レビー小体型認知症の特徴にもあてはまります。
3 .睡眠時無呼吸症候群とは眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。
4 .睡眠・覚醒スケジュール障害は、体内時計の周期と地球の周期のずれを修正できず、睡眠・覚醒リズムに乱れが生じたために起こる睡眠の障害で、時差ぼけや交代勤務などで生じるものなどがあります。
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02
レビー小体型認知症とは、レビー小体という異常なたんぱく質が、
脳に蓄積することで起こる認知症です。
主な症状と特徴は
①認知機能の変動
日内変動や、スイッチのオンオフ状態
②幻視
具体的かつ鮮明で、詳細であることが特徴
③妄想
視覚的な誤認妄想。
④パーキンソニズム
安静時の振戦は少なく、姿勢反射障害と歩行障害が多い。
⑤自律神経症状
起立性低血圧、食後性低血圧、便秘など
⑥レム睡眠行動障害
睡眠中にもかかわらず、大声で叫ぶ、手足をばたつかせる、暴力をふるうなどの異常な行動。
ナルコレプシーとは、日中に耐えがたい眠気や居眠りが繰り返し起こる
睡眠障害のことです。
よって、該当しません。
レム睡眠行動障害は、レビー小体型認知症の特徴的な症状です。
よって該当します。
睡眠時無呼吸症候群とは、
睡眠中に何度も呼吸が止まったり、
眠りが浅くなったりして、体の低酸素状態が発生する病気です。
そのために熟睡できず、日中起きているときに異常な眠気を催したります。
問題には該当しません。
睡眠・覚醒スケジュール障害とは、体内時計の周期と外界の24時間周期が適切に同調せず、
睡眠覚醒リズムに乱れが生じる障害です。
睡眠が遅くなる「睡眠相後退症候群」や、睡眠覚醒周期が25時間になって、
寝付く時間が毎日30分~1時間遅くなっていく「非24時間睡眠覚醒症候群」などがあります。
問題には該当しません。
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03
1 不正解
”ナルコレプシー”とは、夜間十分に眠ったとしても、昼間に突然我慢できないほどの強い眠気に襲われ眠ってしまう病気です。
昼間に強い眠気は出ていないので、不適切です。
2 正解
”レム睡眠行動障害”とは、夜間睡眠中に異常な行動がみられる状態で、恐ろしい幻視・幻聴、興奮・多動を伴います。
3 不正解
”睡眠時無呼吸症候群”とは、入眠すると呼吸が止まってしまう病気です。
そのような症状はみられないので、不適切です。
4不正解
”睡眠・覚醒スケジュール障害”とは、睡眠覚醒障害のひとつであり、睡眠の時間帯がずれる、あるいは、睡眠と覚醒のリズムが乱れてしまう状態です。
就寝時間に変動はないため、不適切です。
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