看護師 過去問
第111回
問229 (午後 問109)

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問題

看護師国家試験 第111回 問229(午後 問109) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み以下の問いに答えよ。

Aさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病(depression)と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Aさんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。

看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
  • 薬を飲みたくない理由を尋ねる。
  • 薬を飲むことを約束してもらう。
  • 自己判断で薬をやめたことへの反省を促す。
  • 薬の管理はAさんの妻にしてもらうよう勧める。

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この過去問の解説 (3件)

01

Aさんが自身のうつ病についてどのように捉えているか、内服治療についてもどんな思いを抱えているのか、Aさんの思いを十分に聞いたうえで、寄り添った対応が大切です。

選択肢1. 薬を飲みたくない理由を尋ねる。

正解です。

Aさんはなぜ薬を飲みたくないのか、Aさんの思いをまず確認することは今後の対応を検討していく上で重要であり、適切な対応です。
 

選択肢2. 薬を飲むことを約束してもらう。

不正解です。

Aさんが約束に応じても、処方どおりに内服するかはAさん次第です。
Aさんの思いを理解し、その思いに見合った対応を考える必要があります。
約束してもらう、というのは強制的な対応ともなるため不適切です。

選択肢3. 自己判断で薬をやめたことへの反省を促す。

不正解です。

反省を促しても、その後Aさんが処方指示通りに内服するとはかぎりません。
自己判断で内服をやめたことによりAさん自身にどのような影響があるのかを説明することは対応として必要です。
どのような思いがあって自己判断で内服をやめたのか、その思いをまずは聞いたうえで対応策を考えます。

選択肢4. 薬の管理はAさんの妻にしてもらうよう勧める。

不正解です。

Aさんの妻に内服管理を任せたとしても、Aさんが拒否せず処方どおりに内服するとはかぎりません。
妻の協力を得ることをAさんが受け入れるか、受け入れるならばどのように協力してもらえばAさんにとって正しく内服できるかを検討していきます。

まとめ

Aさんの看護計画をたてる際には、うつ病とその治療に対しての一般的な説明だけではなく、Aさんの思いに合わせた対応策が必要です。
Aさんが内服治療の必要性を十分に理解し、Aさんの状態に合わせて取り組んでいけるように進めるには、まずは支援する側がAさんの思いを理解し寄り添う姿勢が重要です。
 

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02

問題文からAさんは意思疎通や理解力に問題はないと考えられます。

他者管理や約束、反省の前に薬を飲みたくない理由を尋ね、一緒に解決方法を探していくことが望ましいです。

選択肢1. 薬を飲みたくない理由を尋ねる。

正解です。

選択肢2. 薬を飲むことを約束してもらう。

上記説明より、不適切です。

選択肢3. 自己判断で薬をやめたことへの反省を促す。

上記説明より、不適切です。

選択肢4. 薬の管理はAさんの妻にしてもらうよう勧める。

上記説明より、不適切です。

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03

1 正解

薬が飲めなかったことを責めたり、薬を飲むことを約束させたり、薬を他者管理にする前に、なぜAさんは薬を飲みたくないと思うのか理由を把握する必要があります。その理由をもとに、どうしたらAさんが薬を飲み続けられるのか、Aさんにあった方法を一緒に見つけていくことが大切です。

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