看護師 過去問
第112回
問3 (午前 問3)

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問題

看護師国家試験 第112回 問3(午前 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

喫煙指数(Brinkman<ブリンクマン>指数)を算出するために、喫煙年数のほかに必要なのはどれか。
  • 喫煙開始年齢
  • 受動喫煙年数
  • 家庭内の喫煙者数
  • 1日の平均喫煙本数

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この過去問の解説 (3件)

01

ブリンクマン指数とは、喫煙による人体への影響を予測する指標の一つであり、一日あたりの平均喫煙本数喫煙した年数を掛け合わせて算出されます。

タバコの煙には多くの有害物質が含まれています。

喫煙によるこれらの健康被害のリスクは喫煙したタバコの量にほぼ相関することがわかっており、ブリンクマン指数の値が大きければ大きいほど、健康被害を受ける危険性が高いされ一般的に、ブリンクマン指数が400以上になると肺がんのリスクが上昇します。そして、700以上になるとCOPDなどの呼吸器疾患や狭心症などの心疾患に罹患しやすくなり、喉頭がんや肺がんのリスクが高まるといわれています。

選択肢1. 喫煙開始年齢

上記解説により誤りです。

選択肢2. 受動喫煙年数

上記解説により誤りです。

選択肢3. 家庭内の喫煙者数

上記解説により誤りです。

選択肢4. 1日の平均喫煙本数

正解です。

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02

ブリンクマン指数とは、喫煙による体への影響を評価するための指標です。


ブリンクマン指数の計算方法は

1日の喫煙本数×喫煙年数

です。

選択肢1. 喫煙開始年齢

不正解です。

 

喫煙を始めた年齢はブリンクマン指数の算出方法に用いられません。

選択肢2. 受動喫煙年数

不正解です。

 

受動喫煙年数はブリンクマン指数の算出方法に用いられません。

選択肢3. 家庭内の喫煙者数

不正解です。


家庭内における喫煙者数はブリンクマン指数の算出方法に用いられません。

選択肢4. 1日の平均喫煙本数

正解です。

 

ブリンクマン指数の算出方法は[1日の喫煙本数×喫煙年数]です。

 

まとめ

ブリンクマン指数は算出された数値が高いほど将来がんを発症する可能性が高くなるとされています。
また、がんだけではなく、呼吸器系の疾患や心疾患を発症しやすくなります。

喫煙による体への影響の目安以外にも、禁煙外来での健康保険の適応になるかを判断する指標としても用いられており、健康診断や人間ドックの項目に取り入れられてきています。

 

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03

喫煙指数(ブリンクマン指数)は、喫煙による体への影響を予測する指標の一つであり、

1日の平均喫煙本数×喫煙年数で算出されます。

たばこの煙には多くの発がん性物質が含まれており、喫煙習慣は肺がんなどの発症リスクを高めます。また、COPDや気管支喘息などの呼吸器疾患、さらには狭心症などの心疾患を引き起こすことも知られています。

喫煙による健康への影響は、喫煙したたばこの量と密接に関連しており、喫煙指数(ブリンクマン指数)が大きいほど、健康被害のリスクは高くなります。

喫煙指数(ブリンクマン指数)が400以上で肺がんの発症リスクが高くなり、600以上では肺がんの高度危険群とされています。

選択肢1. 喫煙開始年齢

×:誤り

ブリンクマン指数の算出には必要ありありません。

選択肢2. 受動喫煙年数

×:誤り

ブリンクマン指数の算出には必要ありありません。

選択肢3. 家庭内の喫煙者数

×:誤り

ブリンクマン指数の算出には必要ありありません。

選択肢4. 1日の平均喫煙本数

〇:正しい

ブリンクマン指数の算出は「1日の平均喫煙本数×喫煙年数」で算出されるため、正しいです。

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