看護師 過去問
第112回
問24 (午前 問24)

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問題

看護師国家試験 第112回 問24(午前 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

CO2ナルコーシスの症状で正しいのはどれか。
  • 咳嗽
  • 徐脈
  • 浮腫
  • 意識障害

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この過去問の解説 (3件)

01

CO2ナルコーシスとは、体内にCO2(二酸化炭素)が蓄積し意識障害などの症状があらわれる病態です。

 

CO2ナルコーシスの代表的症状として

意識障害
高度の呼吸性アシドーシス
自発呼吸

の減弱の3つがあります。

選択肢1. 咳嗽

不正解です。


症状として不適切です。

選択肢2. 徐脈

不正解です。


症状として不適切です。

初期の症状としては頻脈になります。

選択肢3. 浮腫

不正解です。


症状として不適切です。

選択肢4. 意識障害

正解です。


CO2ナルコーシスが進行すると意識レベルの低下がみられます。

まとめ

CO2ナルコーシスの初期症状としては

 

頭痛

眠気

 

が多いとされています。

 

 

CO2ナルコーシスを起こす原因はいくつかありますが、疾患により呼吸機能や肺の換気機能が低下しているは注意が必要です。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)や間質性肺炎の既往がある人は、肺の換気機能が慢性的に低下している状態であり、神経筋疾患の人は呼吸筋の機能が低下するため二酸化炭素濃度が上がりやすいといえます。

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02

CO2ナルコーシスは、低換気によりCO2が体内に蓄積することで呼吸性アシドーシスとなり、意識障害などの中枢神経症状を引き起こす病態です。

動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉が45mmHgを超えるⅡ型呼吸不全患者に起こりやすい合併症です。

選択肢1. 咳嗽

×:誤り

CO2ナルコーシスの症状ではありません。

選択肢2. 徐脈

×:誤り

CO2ナルコーシスの症状ではありません。

選択肢3. 浮腫

×:誤り

CO2ナルコーシスの症状ではありません。

選択肢4. 意識障害

○:正しい

CO2が体内に蓄積することで、意識障害を引き起こします。

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03

呼吸の自動調節機構に異常が生じ、肺胞の換気が不十分となった場合に二酸化炭素(CO2)が体内に蓄積され、意識障害などの中枢神経症状が現れる病態をCO2ナルコーシスといいます。

CO2ナルコーシスが起こると、初期には呼吸促迫や頻脈、発汗、頭痛などの症状が見られ、進行すると意識レベルの低下が起こり、傾眠から昏睡に至ります。意識障害、高度の呼吸性アシドーシス、自発呼吸の減弱はCO2ナルコーシスの3主症状としてよく知られています。

選択肢1. 咳嗽

上記解説により誤りです。

選択肢2. 徐脈

上記解説により誤りです。

選択肢3. 浮腫

上記解説により誤りです。

選択肢4. 意識障害

正解です。

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