問題
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老化に伴う血液・造血器系の変化で適切なのはどれか。
1 .
エリスロポエチンが増加する。
2 .
黄色骨髄が減少する。
3 .
顆粒球数が増加する。
4 .
赤血球数が減少する。
( 看護師国家試験 第112回 午前 問53 )
加齢に伴う生理機能の変化は国家試験にも出題されやすいです。また、臨床でも求められることが多い知識でもあります。1つ1つしっかり押さえていきましょう。
誤りです。造血機能が低下するため、赤血球の成分であるエリスロポエチンは減少します。
誤りです。造血機能が低下すると黄色骨髄に入れ替わり、黄色骨髄は増加します。
誤りです。造血機能が低下すると白血球などの顆粒球の数も減少します。
正解です。
この問題のポイントは、加齢に伴う①造血機能の低下、②免疫機能の低下、が今回の問題のポイントになります。
加齢に伴い、エリスロポエチンの生産量は低下します。
黄色骨髄は加齢と共に増加します。
加齢に伴い、骨髄の造血幹細胞の機能は低下します。顆粒球は骨髄の造血幹細胞から作られるため、加齢に伴い低下していきます。
選択肢1と重複しますが、加齢に伴いエリスロポエチンの生産量は低下します。エリスロポエチンの産生量が低下するということは赤血球の産生も促されないため、赤血球数は低下します。これが原因で起こるものが腎性貧血です。
加齢に伴い、低下する機能や向上する機能があります。その分類を覚えておくと今回の問題も解けると思いますのでチェックしておきましょう。