看護師の過去問
第112回
午前 問96

×：不適切

SLEの症状には全身疲労感や易疲労感があり、退院後すぐに復職できるかどうかは個人の症状や体調によります。

また、SLEは寛解と増悪を繰り返す疾患であり、体調管理をしながら仕事を継続する必要があります。そのため、仕事内容や勤務条件など、職場の理解も必要となります。

×：不適切

SLEでも妊娠することは可能ですが、病状が悪い時に妊娠した場合は、流産や早産の可能性があります。

また、病状が悪化することもあるため、妊娠を希望しない場合は避妊をすることが望ましいです。

○：適切

SLEの増悪因子の一つに寒冷刺激があるため、体を冷やさないように指導するのは適切です。

×：不適切

SLEの増悪因子の一つに紫外線があります。

くもりの日でも紫外線の影響を受けるため、長時間屋外で過ごすことは避けるべきです。

全身性エリテマトーデスの症状として、易疲労感や全身倦怠感などあります。

これらの症状から退院後すぐの復職は身体的に困難と考えられます。

全身性エリテマトーデスであっても妊娠は可能です。

ただし、疾患の特徴として再燃と寛解を繰り返すため、症状にあわせて避妊を考える必要もあると理解しておきましょう。

正解です。

全身性エリテマトーデスは寒冷刺激によって増悪することがあります。そのためこの指導は適切です。

全身性エリテマトーデスは日光暴露によって増悪することがあります。

くもりであっても紫外線の影響はあるため、注意が必要です。

ステロイド治療による易感染状態や、

全身倦怠感がみられる場合があります。

復職時期については、主治医とも相談が望ましいです。

ステロイド薬が維持量で寛解の状態にあれば、

妊娠・出産は可能だと考えられていますが、

妊娠により急性増悪の可能性があるため、

妊娠時期については主治医と相談が必要です。

避妊を考えることも必要です。

寒冷刺激や精神的ストレスがあると、

レイノー現象（末端の血液の流れが悪くなり手足の指先が蒼白する）が起こることがあります。

保温を心がけましょう。

SLEには増悪因子があり、紫外線はそのひとつです。

他にも、ウイルス感染や怪我、外科手術、妊娠・出産などがあります。