昨今チーム医療が重要視されており、それぞれの専門職について知っておくことはとても重要なことです。
言語聴覚士は、「話す」「聞く」だけではなく、「食べる」についての嚥下などのリハビリも行う専門職です。
作業療法士は、手先や指先を使った細かい作業などのリハビリテーションを行う専門職です。
理学療法士は、ADLを落とさず、サルコペニアやフレイルなどを予防するなどの全身のリハビリテーションを行う専門職です。
介護支援専門員は、ソーシャルワーカーのことであり、退院後の生活へのサービスの検討や入院費用への相談などを専門的に受け入れている専門職です。
多職種医療が主となる昨今の医療状況を踏まえ、さまざまな専門職について知っておくことはとても重要です。
ALSとは次第に全身の筋力が低下していく難病です。呼吸筋の筋力が低下すると最終的に死に至ります。
また、状況別のコメディカルの職種の役割も合わせて理解しておきましょう。
正解です。発語機能訓練だけでなく、嚥下機能の訓練も行う医療職です。
誤りです。食事や歯磨きなどの日常生活機能やその他作業を通して、心身機能の回復を助ける医療職です。
誤りです。寝る、起きる、立つなどの日常生活における基本動作の訓練を行うことで心身機能の回復を助ける医療職です。
誤りです。一人一人の日常生活における課題を踏まえて必要な介護サービスを判断し、ケアプランを立案する公用資格です。国家資格ではありません。
近年では、病態のみ、医療職の内容のみといった１領域のみの設問だけでなく、複数の領域をまたがる設問も登場する傾向にあります。
医療をとりまく多職種の役割についての問題でした。それぞれの職種の専門性を整理しておきましょう。
言語聴覚士は、言語障害や音声障害、構音障害、嚥下障害などに対するリハビリテーションを支援します。
作業療法士は、食事や入浴などの日常生活にまつわる作業に対するリハビリテーションを支援します。
理学療法士は、座る・立つ・歩くなどの基本動作能力や障害の悪化防止に対するリハビリテーションを支援します。
介護支援専門員は、要介護者や要支援者からの相談を受けたり、訪問介護などのサービスを受けられるようケアプランの作成、市町村・施設などへの連絡調整を行います。ケアマネージャーとも呼ばれます。
