問題
肩関節の屈曲の可動域測定で正しいのはどれか。
可動域を考えるとき、屈曲(前方に曲げる)、伸展(後方に曲げる)、外転(外側に回す)、内転(内側に回す)を考えます。
また、可動域を測定する場合は、腕を体の横に垂直に伸ばした段階から行います。
その要点さえ押さえていれば解ける問題です。
測定方法が誤りのため不正解です。
こちらは伸展を示しているため、誤りです。
こちらも1同様に測定方法が誤りです。よって不正解です。
こちらも1同様に測定方法が誤りです。よって不正解です。
これが肩の屈曲を示しているため、正解です。
このような考える問題は、深呼吸をして落ち着いて考えれば解くことができます。
落ち着いて考えましょう。
関節の動きには、屈曲(関節を曲げる)、伸展(関節を伸ばす)、内転(内側に回す)、外転(外側に回す)などがあります。肩関節の可動域測定では、体幹または肩の延長線上を0°として角度を測定します。
誤りです。体幹を軸として測定します。
誤りです。肩関節を後方に向かっているため、伸展の動きになります。
誤りです。体幹を軸として測定します。
誤りです。腕が中心を軸に外側に回っているため外旋の動きとなります。
正解です。これが肩の屈曲になります。
この問題で覚えておくポイントは、以下の通りです。肩関節の可動域測定は、肩の関節の運動能力と動きの範囲を評価するために行われます。
屈曲(前方に曲げる)、伸展(後方に曲げる)、外転(外側に回す)、内転(内側に回す)などを見ていきます。
肩関節の屈曲の可動域測定では、患者は立位または坐位になり、腕を体の横に垂直に伸ばし、肩関節の位置が一定であることが重要です。では、問題を見ていきましょう。
肩関節の可動域測定は、腕を体の横に垂直に伸ばして行います。
腕を体の横に垂直に伸ばしていますが、後方に曲げています。そのため、これは肩関節の屈曲ではなく伸展の可動域測定です。
肩関節の可動域測定は、腕を体の横に垂直に伸ばして行います。
肩関節の外旋可動域測定の別法で使用されることはあるが、肩関節の屈曲の可動域測定ではないです。
腕を体の横に垂直に伸ばし、前方に曲げるているため、肩関節の屈曲の可動域測定です。
可動域測定をすべて覚えるのは難しいかもしれませんが、実際に立位または坐位になり、腕を体の横に垂直に伸ばし、やってみると覚えやすいと思います。