看護師の過去問 第112回 午後 問81
この過去問の解説 (2件)
介護保険サービスの一部に、「特定福祉用具販売」と「福祉用具貸与」があります。特定福祉用具販売の対象は、「腰掛便座」「入浴補助用具」「簡易浴槽」「移動用リフトのつり具の部品(リフト部分は含みません)」「児童排泄処置装置の交換可能部品」の5品目なので、覚えておきましょう。また、「特定福祉用具販売」と「福祉用具貸与」のどちらも、要介護度に応じて対象の品目は異なります。
「簡易浴槽」は、特定福祉用具として購入することが可能な品目です。
「特殊寝台」は、福祉用具として貸与されることが可能な品目です。
「体位変換器」は、福祉用具として貸与されることが可能な品目です。
「移動用リフト」は、福祉用具として貸与されることが可能な品目です。
「取り付け工事を伴わないスロープ」は、福祉用具として貸与されることが可能な品目です。
福祉用具貸与の対象は、「特殊寝台および付属品」「体位変換器」「スロープ」「歩行器」「移動用リフト」「児童排泄処置装置」「床ずれ防止用具」「手すり」「車いすおよび付属品」「歩行補助杖」「徘徊感知機器」です。
この問題のポイントは以下の通りです。
介護保険サービスを利用して購入できるのは簡易浴槽、入浴補助用具、腰掛便座、自動排泄処理装置の交換可能部品、移動用リフトのつり具の部品です。
では、問題を見てみましょう。
簡易浴槽とは、バスタブを使用できない人々のために設計された、携帯可能で使いやすい浴槽のことです。介護保険サービスを利用して購入できます。
特殊寝台とは、介護ベッドや電動ベッドと呼ばれています。介護保険の利用でレンタルできます。
体位変換機は、患者の体位を変えることを容易にし、褥瘡の予防などに使用されます。介護保険の利用でレンタルできます。
移動用リフトのつり具の部品は購入できますが、移動用リフトは出来ません。移動用リフトはレンタルできます。
取り付け工事を伴わないスロープは、段差をなくし転倒を予防することができます。介護保険の利用でレンタルできます。
介護保険サービスを利用して購入できるものは限られているので、覚えておくとよいです。
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