問題
Aさんのセルフケアのアセスメントで優先度が高いのはどれか。
統合失調症は、幻覚や妄想などの症状が現れる精神障害です。アセスメントをする時は、患者の生命が脅かされている状態が介入の優先度が最も高いということを押さえておきましょう。
問題文からは、排泄に関する問題は読み取れないため、誤りです。
歯磨きや入浴への関心があまりないため、看護介入が必要だと考えられます。しかし、現時点での介入の優先度は高くないため、誤りです。
幻聴により壁に頭をぶつける行為が認められていることから、自傷行為による身体損傷のリスクがあります。現時点では最も介入の優先度が高いと考えられます。
問題文からは、活動と休息のバランスに関する問題は読み取れないため、誤りです。
現時点では介入の優先度は高くないため、誤りです。
この問題のポイントは、以下の通りです。
統合失調症とは精神症状や異常行動、異常思考、現実感覚の混乱、社会的機能の障害などを特徴とする疾患です。
セルフケアのアセスメントで優先度が問われていることがポイントです。では、問題を見てみましょう。
トイレ歩行は1人でできると書いているため、Aさんのセルフケアのアセスメントでは、排泄に関しては優先度は低くなります。
歯磨き、入浴への関心はあまりないと記載があるため、個人衛生に関してのセルフケアのアセスメントは必要ですが、優先度は高くありません。
幻聴が聞こえると突然走り出し、壁に頭をぶつけていると記載されています。幻聴は統合失調症で見られる症状です。頭をぶつけていることから、安全を保つ能力が必要になります。
Aさんのセルフケアのアセスメントで優先度が高いのは、安全を保つ能力です。
活動と休息のバランスは必要ですが、Aさんのセルフケアのアセスメントで優先度が高いのは、安全を保つ能力です。
日中はホールで過ごし、自分から他の患者と交流はしないことから、孤独と付き合いのバランスが必要にはなります。
しかし、Aさんのセルフケアのアセスメントで優先度が高いのは、安全を保つ能力です。
このセルフケアのアセスメント問題では、優先度が問われているため、まずは安全を保てるようにすることが大切になります。