この過去問の解説 (2件)
高齢者の睡眠は、深い眠りのノンレム睡眠が減少し、浅い眠りのレム睡眠が増えることが特徴です。そのため、中途覚醒や浅い眠りが増え、総睡眠時間は短縮します。
選択肢1. 単相性の睡眠になる。
寝たり起きたりを繰り返す、多相性の睡眠になります。
まとめ
レム睡眠は、体が休んで脳が動いている状態で、眼球の動きが速く、睡眠中に夢をみることがあります。一方ノンレム睡眠は、体も脳も休んでいる状態で、心拍数や呼吸数がやや減少した深い睡眠状態にあります。それぞれ混同しないよう、特徴を覚えておきましょう。
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この問題のポイントは、以下の通りです。
高齢者の睡眠は年齢に伴って変化していきます。では、問題を見てみましょう。
選択肢1. 単相性の睡眠になる。
単相性の睡眠とは、夜に一度寝て、朝に起きるという典型的な睡眠サイクルを持つ睡眠パターンです。
しかし、高齢者の多くは多相性の睡眠となり、夜間に複数の睡眠期間や昼寝を組み合わせることがあります。これは一般的な高齢者の睡眠パターンの特徴の一つです。
選択肢2. 浅い眠りが少なくなる。
高齢者は一般的に、深い睡眠(非REM睡眠)の割合が減少し、浅い睡眠(REM睡眠)の割合が増加します。
選択肢3. 総睡眠時間が延長する。
高齢者の睡眠は浅い眠りが多くなり、中途覚醒や早朝覚醒することから総睡眠時間は短縮します。
選択肢4. 中途覚醒の回数が増加する。
高齢者は夜間に何度も目を覚ますことがあり、睡眠が断片化することがよく見られます。これを中途覚醒と言います。
選択肢5. 入眠するまでに時間がかかる。
高齢者が入眠するまでに時間がかかることは、一般的な現象の一つです。
体内時計が変化し、夜間のメラトニンの分泌が減少することや睡眠の質が低下していることなどで入眠を妨げるからです。
まとめ
高齢者の睡眠の問題では、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害があることを覚えておきましょう。
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