看護師 過去問
第112回
問206 (午後 問86)

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問題

看護師国家試験 第112回 問206(午後 問86) (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者の睡眠で正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 単相性の睡眠になる。
  • 浅い眠りが少なくなる。
  • 総睡眠時間が延長する。
  • 中途覚醒の回数が増加する。
  • 入眠するまでに時間がかかる。

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この過去問の解説 (3件)

01

高齢者の睡眠の特徴として以下のものがあります。

 

メラトニンの分泌が低下する

体内時計が前倒しになるため、目覚めが早くなります。(早朝覚醒

入眠までに時間がかかるようになります。(入眠困難

 

深い眠りのノンレム睡眠が減り、浅いレム睡眠の時間が増える

浅い睡眠が多くなることから睡眠が分断され、熟眠感を得られにくくなります。(熟眠困難

尿意などで容易に覚醒しやすくなります。(中途覚醒

したがって総睡眠時間は短くなります。

 

睡眠パターンが単相性から多相性に変化する

単相性睡眠とは1日一回の睡眠を6~8時間ほどまとめてとることを言います。

高齢者では睡眠が多相性に変化するため、昼寝や居眠りが増加し、昼夜逆転しやすい傾向があります。

 

疾患や心理的なストレス、変化の乏しい生活などで容易に睡眠障害に陥りやすい(不眠症

退職や死別、子どもの独立や成長などで家の中で過ごすことが多くなるほか、生活リズムの変調をきたしやすいです。

高齢者に多い睡眠障害に睡眠時無呼吸症候群レストレスレッグス症候群/むずむず脚症候群などがあります。

 

上記のポイントを踏まえたうえで選択肢を見ていきましょう。

選択肢1. 単相性の睡眠になる。

高齢者の睡眠は単相性から多相性に変化しますので、これは誤りです。

選択肢2. 浅い眠りが少なくなる。

高齢者の眠りは深い眠りであるノンレム睡眠が減り、浅いレム睡眠が増加します。

選択肢では浅い眠りが少なくなるとあるので、これは誤りです。

 

選択肢3. 総睡眠時間が延長する。

高齢者の睡眠は、眠りが浅く中途覚醒しやすいことから総睡眠時間は短縮する傾向にあります。

よってこれは誤りです。

選択肢4. 中途覚醒の回数が増加する。

高齢者の睡眠は浅い睡眠が増加することから夜間に排尿などで容易に覚醒しやすくなります。

よってこの選択肢は正しいです。

選択肢5. 入眠するまでに時間がかかる。

加齢に伴いメラトニンの分泌が低下するため、入眠に時間がかかることが高齢者の睡眠の特徴となります。

よってこの選択肢は正しいです。

まとめ

高齢者の睡眠の特徴として

・眠りが浅く、途中で覚醒しやすい(中途覚醒

・寝るまでに時間がかかる(入眠困難

・浅い睡眠が増えることで熟眠感が得られにくい(熟眠困難

・体内時計が前倒しになるため、目覚めが早くなる(早期覚醒

があげられます。

用語だけでなく、どうしてそうなるかの理由も併せて覚えておくようにしておきましょう。

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02

高齢者の睡眠は、深い眠りのノンレム睡眠が減少し、浅い眠りのレム睡眠が増えることが特徴です。そのため、中途覚醒浅い眠りが増え、総睡眠時間は短縮します。

選択肢1. 単相性の睡眠になる。

寝たり起きたりを繰り返す、多相性の睡眠になります。

選択肢2. 浅い眠りが少なくなる。

浅い眠りが多くなるため、誤りです。

選択肢3. 総睡眠時間が延長する。

総睡眠時間は短縮するため、誤りです。

選択肢4. 中途覚醒の回数が増加する。

選択肢の説明は、正しいです。

選択肢5. 入眠するまでに時間がかかる。

選択肢の説明は、正しいです。

まとめ

レム睡眠は、体が休んで脳が動いている状態で、眼球の動きが速く、睡眠中に夢をみることがあります。一方ノンレム睡眠は、体も脳も休んでいる状態で、心拍数や呼吸数がやや減少した深い睡眠状態にあります。それぞれ混同しないよう、特徴を覚えておきましょう。

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03

この問題のポイントは、以下の通りです。

高齢者の睡眠は年齢に伴って変化していきます。では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 単相性の睡眠になる。

単相性の睡眠とは、夜に一度寝て、朝に起きるという典型的な睡眠サイクルを持つ睡眠パターンです。

しかし、高齢者の多くは多相性の睡眠となり、夜間に複数の睡眠期間や昼寝を組み合わせることがあります。これは一般的な高齢者の睡眠パターンの特徴の一つです。

選択肢2. 浅い眠りが少なくなる。

高齢者は一般的に、深い睡眠(非REM睡眠)の割合が減少し、浅い睡眠(REM睡眠)の割合が増加します。

選択肢3. 総睡眠時間が延長する。

高齢者の睡眠は浅い眠りが多くなり、中途覚醒や早朝覚醒することから総睡眠時間は短縮します。

選択肢4. 中途覚醒の回数が増加する。

高齢者は夜間に何度も目を覚ますことがあり、睡眠が断片化することがよく見られます。これを中途覚醒と言います。

選択肢5. 入眠するまでに時間がかかる。

高齢者が入眠するまでに時間がかかることは、一般的な現象の一つです。

体内時計が変化し、夜間のメラトニンの分泌が減少することや睡眠の質が低下していることなどで入眠を妨げるからです。

まとめ

高齢者の睡眠の問題では、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害があることを覚えておきましょう。

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