看護師 過去問
第112回
問210 (午後 問90)

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問題

看護師国家試験 第112回 問210(午後 問90) (訂正依頼・報告はこちら)

500Lの酸素ボンベ(14.7MPa充塡)の内圧が10MPaを示している。この酸素ボンベを用いて3L/分で酸素吸入を行う。
使用可能な時間は何分か。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合は、小数点以下第位を四捨五入すること。
  • 113分
  • 125分
  • 139分
  • 157分
  • 166分

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この過去問の解説 (3件)

01

酸素ボンベの酸素残量は以下のようにして計算します。

酸素残量(L)=ボンベの残量(L)×圧力計が表示する内圧(MPa)÷充填時内圧(MPa)

ボンベの容量は500L、内圧が10MPa、充填時内圧が14.7MPaなので、酸素残量は

500×10÷14.7≓340(L)となります。

酸素ボンベの使用可能時間は、酸素残量(L)÷1分間の酸素残量(L/分)で求められるので

340.1÷3≓113(分)が正解となります。

 

選択肢1. 113分

正解の選択肢となります。

選択肢2. 125分

誤りです。

選択肢3. 139分

誤りです。

選択肢4. 157分

誤りです。

選択肢5. 166分

誤りです。

まとめ

酸素ボンベの残量を求める計算式を覚えておきましょう。

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02

酸素ボンベの残量(L)は、酸素ボンベの容量(L)×残圧(MPa)÷酸素ボンベの圧力(MPa)で求められます。また、使用可能時間(分)は、上記で求めた酸素ボンベの残量(L)÷指示流量(L/分)で算出できます。

選択肢1. 113分

酸素ボンベの残量は、500×10÷14.7=約340(L)で求められます。よって、使用可能時間は340÷3=約113(分)です。

選択肢2. 125分

誤りです。

選択肢3. 139分

誤りです。

選択肢4. 157分

誤りです。

選択肢5. 166分

誤りです。

参考になった数0

03

この問題のポイントは、酸素ボンベの計算方法を知っておく必要があります。

酸素ボンベの計算方法は、以下の通りです。

酸素ボンベ残量(L)=ボンベ容量(L)×酸素ボンベの内圧(MPa)÷ボンベ圧力(MPa)

酸素使用可能時間(分)=酸素ボンベ残量(L)÷吸入流量(L/分)

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 113分

酸素ボンベ残量(L)=ボンベ容量(L)×酸素ボンベの内圧(MPa)÷ボンベ圧力(MPa)

500×10÷14.7≒340.1

酸素使用可能時間(分)=酸素ボンベ残量(L)÷吸入流量(L/分)

340.1÷3≒11.3

よって、113分が正解です。

選択肢2. 125分

113分が正解です。

選択肢3. 139分

113分が正解です。

選択肢4. 157分

113分が正解です。

選択肢5. 166分

113分が正解です。

まとめ

酸素ボンベの計算方法は覚えておくと、値が変わっても計算できるので解けるようになります。

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