看護師 過去問
第112回
問235 (午後 問115)
問題文
次の文を読み問いに答えよ。
Aさん(50歳、男性、自営業)は妻(48歳)、長男(23歳、会社員)と3人で暮らしている。3年前から歩行時のふらつきを自覚していたが、日常生活動作<ADL>は自立していた。最近、転倒が多くなり医療機関を受診して頭部CT検査を受けたところ、小脳と脳幹に萎縮を認め、遺伝性の脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)と診断された。Aさんは「母も同じ疾患で亡くなりました。妹が同じ敷地内に1人で暮らしていますが、妹も転ぶことが多くなり、医師の勧めで遺伝子診断を受ける予定です。明日、保健所に難病の医療費助成の申請に行くのですが、保健師に伝えた方がよいことはありますか」と看護師に質問した。
Aさんから保健師に伝える内容で優先度が高いのはどれか。
Aさん(50歳、男性、自営業)は妻(48歳)、長男(23歳、会社員)と3人で暮らしている。3年前から歩行時のふらつきを自覚していたが、日常生活動作<ADL>は自立していた。最近、転倒が多くなり医療機関を受診して頭部CT検査を受けたところ、小脳と脳幹に萎縮を認め、遺伝性の脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)と診断された。Aさんは「母も同じ疾患で亡くなりました。妹が同じ敷地内に1人で暮らしていますが、妹も転ぶことが多くなり、医師の勧めで遺伝子診断を受ける予定です。明日、保健所に難病の医療費助成の申請に行くのですが、保健師に伝えた方がよいことはありますか」と看護師に質問した。
Aさんから保健師に伝える内容で優先度が高いのはどれか。
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問題
看護師国家試験 第112回 問235(午後 問115) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み問いに答えよ。
Aさん(50歳、男性、自営業)は妻(48歳)、長男(23歳、会社員)と3人で暮らしている。3年前から歩行時のふらつきを自覚していたが、日常生活動作<ADL>は自立していた。最近、転倒が多くなり医療機関を受診して頭部CT検査を受けたところ、小脳と脳幹に萎縮を認め、遺伝性の脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)と診断された。Aさんは「母も同じ疾患で亡くなりました。妹が同じ敷地内に1人で暮らしていますが、妹も転ぶことが多くなり、医師の勧めで遺伝子診断を受ける予定です。明日、保健所に難病の医療費助成の申請に行くのですが、保健師に伝えた方がよいことはありますか」と看護師に質問した。
Aさんから保健師に伝える内容で優先度が高いのはどれか。
Aさん(50歳、男性、自営業)は妻(48歳)、長男(23歳、会社員)と3人で暮らしている。3年前から歩行時のふらつきを自覚していたが、日常生活動作<ADL>は自立していた。最近、転倒が多くなり医療機関を受診して頭部CT検査を受けたところ、小脳と脳幹に萎縮を認め、遺伝性の脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)と診断された。Aさんは「母も同じ疾患で亡くなりました。妹が同じ敷地内に1人で暮らしていますが、妹も転ぶことが多くなり、医師の勧めで遺伝子診断を受ける予定です。明日、保健所に難病の医療費助成の申請に行くのですが、保健師に伝えた方がよいことはありますか」と看護師に質問した。
Aさんから保健師に伝える内容で優先度が高いのはどれか。
- 長男の仕事内容
- Aさんの経済状況
- 母親の病状の経過
- 妹の遺伝子診断の予定
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この過去問の解説 (3件)
01
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)は神経変性疾患の一つで、運動失調や痙性対麻痺をきたす疾患のことです。指定難病とされているため、医療費助成を受けることができます。(難病医療費助成制度)
申請は主に保健所で行い、患者負担は3割から2割に軽減されるほか、自己負担限度額が設定されます。自己負担限度額は患者の所得や重症度によって決まるため、上記を踏まえたうえで選択肢を見ていきましょう。
自己負担限度額は患者の所得に応じて決まるため、長男の仕事内容は保健師に伝える内容としては優先度は低いと考えられます。よってこの選択肢は誤りです。
Aさんの経済状況によって自己負担限度額が決定するため、この選択肢が正解となります。
脊髄小脳変性症は遺伝性のものと非遺伝性のものがありますが、母親の病状の経過に関しては保健師に伝える内容としての優先度は低いと考えられます。よってこの選択肢は誤りです。
脊髄小脳変性症は遺伝性のものもあるため、妹の遺伝子診断も必要ではありますが、医療費助成に関しての優先度としては低いと考えられます。よってこの選択肢は誤りです。
難病対策/難病法について確認する問題です。医療費助成制度に関しての内容はよく問われるため押さえておきたいところです。
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02
脊髄小脳変性症では、小脳の神経細胞が徐々に減少することで、運動がスムーズにできなくなる運動失調や痙性対麻痺が主症状としてあらわれます。
×:不適切
現在会社員として働いている長男の仕事内容は、指定難病の医療費助成の申請において優先度は低い内容です。
○:適切
脊髄小脳変性症は指定難病に認定されており、医療費助成を受けることができます。自己負担額の上限は所得によって変動するため、経済状況を保健師に伝えることは適切です。
×:不適切
Aさんの母親の病状の経過は、指定難病の医療費助成の申請において優先度は低い内容です。
×:不適切
Aさんの妹の遺伝子診断の予定は、指定難病の医療費助成の申請において優先度は低い内容です。
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03
この問題のポイントは、以下の通りです。
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)は、指定難病として認定されています。進行性の疾患であり、徐々に症状が悪化することが一般的です。治療法は根本的な治療法はなく、対症療法的なアプローチやリハビリテーションが行われることがあります。
小脳と脊髄に影響を及ぼし、運動失調症状が出現し、歩行時のバランスがとりにくくなったり、震え、ろれつが回らないなどの症状が出ます。
では、問題を見てみましょう。
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)は、遺伝的な要因が関与しており、長男にも遺伝している可能性はあります。しかし、現在は会社員で問題なく働けているため、長男の仕事内容を伝える優先度は高くありません。
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)は、進行性の疾患であり、徐々に症状が悪化することが一般的です。今後、仕事が出来なくなったり治療や介護に費用がかかることが予想されます。
難病の医療費助成の申請に行く時には、Aさんの経済状況を伝えることは、優先度は高いです。
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)は、遺伝的な要因が関与しており、Aさんも母親からの遺伝と考えられます。
しかし、母親はすでに亡くなっており、難病の医療費助成の申請時には優先度は高くありません。
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)は、遺伝的な要因が関与しており、妹にも遺伝している可能性はあります。しかし、Aさんの難病の医療費助成の申請時には必要なことではなく、優先度は高くありません。
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)は、指定難病として認定されており、進行性の疾患であることを知っておくと、答えやすくなります。
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