中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
経済学・経済政策 問17
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成28年度(2016年) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
ある個人が限られた所得を有しており、財X1と財X2を購入することができる。下図には、同一の所得にもとづいて、実線の予算制約線Aと破線の予算制約線Bとが描かれている。また、予算制約線Aと点Eで接する無差別曲線と、予算制約線Bと点Fで接する無差別曲線も描かれている。下図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 等しい所得の下で予算制約線が描かれているので、点Eと点Fから得られる効用水準は等しい。
- 予算制約線Aと予算制約線Bを比較すると、予算制約線Bの方が、財X2の価格が高いことを示している。
- 予算制約線Aと予算制約線Bを比較すると、予算制約線Bの方が、実質所得が高いことを示している。
- 予算制約線Aと予算制約線Bを比較すると、両財の相対価格が異なることが示されている。
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この過去問の解説 (2件)
01
効用は点が右上にあるほど高いことになります。そのため点Eの方が効用水準が高いと言えます。
2:不適切です。
予算制約線A・BともにX₂のみにした場合の価格が同様のためX₂の価格は同じであることを示しています。
3:不適切です。
X₂を同じ数量に抑えても予算制約線の幅がAの方が右に大きいことから実質所得が高いことが示されています。
4:適切です。
記述の通りです。
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02
予算制約線と無差別曲線に関する問題です。
予算制約線と無差別曲線は頻出領域です。このレベルの問題であれば、必ず正解しなければなりません。
点Eの方が、点Fよりも効用水準が高いです。
財X2の価格は、予算制約線Aと予算制約線Bいずれも等しいです。
予算制約線Aと予算制約線Bを比較すると、予算制約線Aの方が実質所得が高いことを示しています。
正解の選択肢となります。
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