中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
経営情報システム 問6
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和2年度(2020年) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
A社は、リレーショナルデータベースによって管理するために、販売業務に関する取引データを正規化する必要があるかどうかを検討している。現状では、A社は以下のような「売上表」を用いて取引データを管理している。
現状の「売上表」に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
現状の「売上表」に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 顧客名の欄に山田太郎が2回出てくるのはデータの重複であることから、非正規形である。
- すでに第二正規形であるので、依存関係がある顧客番号と顧客名を別表に移せば第三正規形になる。
- すでに第三正規形であるので、これ以上正規化する必要はない。
- 一つの売上番号に対して、商品名、単価、数量および小計の項目が複数あるので、非正規形である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4.です。
1.誤りです。同じ顧客が2回(2件のレコード)出てくることはデータの重複にあたりません。
2.誤りです。第三正規形にするためには単価と数量で計算できる小計や売上高を省略する必要があります。
3.誤りです。顧客番号が決まれば顧客名が決まる、商品名が決まれば単価が決まる、など依存関係にある要素が含まれており、また単価と数量で計算できる小計や売上高なども分離可能であることから、さらなる正規化は可能です。
4.正しいです。
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02
リレーショナルデータベースの正規化に関する問題です。
不適切です。
非正規形とは、1行の中に複数の繰り返し項目が存在することです。
不適切です。
小計や売上合計を省略する必要があります。
不適切です。
小計や売上合計を省略ことができ、まだ正規化することができます。
適切です。
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03
正規化に関する問題です。
本問は非常に平易な内容であり、与件文に与えられた表を見てすぐに「非正規形」であることが判断できれば15秒で正答できます。
顧客名の欄に山田太郎が2回出てくるのは、データの重複ではありません。
なお、売上表は非正規形であることは正しいです。
売上表は第二正規形ではなく、非正規形です。
売上表は第三正規形ではなく、非正規形です。
正解の選択肢となります。
【補足】
正規化は頻出論点で、毎年出題されます。なかには正答が難しいレベルの問題もありますが、頻出論点であるため直近5年間の正規化に関する過去問題はすべて対応できるようにしておきましょう。
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