第三種電気主任技術者の過去問
令和4年度（2022年）下期
電力 問13

ネットワークプロテクタとは、ヒューズ・遮断器・保護継電器を組み合わせた装置であり、ネットワーク変圧器の二次側に設置されます。電源側で系統事故が発生してもネットワークプロテクタで検出し電線路を保護する為、ネットワーク変圧器一次側の遮断器やヒューズを省略することができます。なのでこの記述は正しいです。

解説の冒頭でも述べているように低圧ネットワーク方式の低圧配電線路は格子状で各需要家に供給するのでこの記述は正しいです。

低圧ネットワーク方式は供給系統を切り替える間でも停電する事なく電力を継続して供給することができます。なのでこの記述は不適切です。

樹枝状配電線路は樹の枝のように各需要家に供給する配電方式で、建設費が少ない。しかし他の方式と比較して電圧降下や電力損失が大きく信頼度もあまりよくない。なので低圧ネットワーク方式は樹枝状配電線路と比較すると電圧変動や電力損失を小さくすることができる。よってこの記述は正しい。

解説の冒頭で述べている内容と一致するのでこの記述は正しいです。

問題文の通り、低圧ネットワーク方式は、ネットワーク変圧器二次側に保護装置としてネットワークプロテクタが設置されています。

そのため、ネットワーク変圧器一時側の遮断機などは省力することができます。

問題文のとおり、低圧ネットワーク方式は低圧配電線路を格子状に接続し、各需要家に供給をしています。

誤りです。

低圧ネットワーク方式は、事故が発生して系統を切り替える場合でも、ほぼ無停電で切り替えることができます。

問題文の通り、樹枝状配電線路と比較して電圧変動や電力損失が小さくなっています。

問題文の通り、低圧ネットワーク方式は建設費が高く、需要家の多い地域で用いられます。