第三種電気主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)下期
機械 問21

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問題

第三種 電気主任技術者試験 令和4年度(2022年)下期 機械 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

30件分の使用電力量のデータ処理について、次の問に答えよ。

図1は、30件分の使用電力量の中から最大値と30件分の平均値を出力する一つのプログラムの流れ図を示す。図1中の(ア)~(エ)に当てはまる処理として、正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。
問題文の画像
  • ア:t ← d[1]   イ:0  ウ:d[i]<s  エ:s ← d[i]
  • ア:t ← 0     イ:2  ウ:d[i]>s  エ:s ← d[i]
  • ア:t ← d[1]   イ:2  ウ:d[i]<s  エ: d[i] ← s
  • ア:t ← d[1]   イ:2  ウ:d[i]>s  エ: s ← d[i]
  • ア:t ← 0     イ:0  ウ:d[i]<s  エ:d[i] ← s

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この過去問の解説 (2件)

01

挿入ソートアルゴリズムに関する問題です。

アルゴリズムとはデータの要素を比較して順番通りに入れ替える作業をいいます。

図のd[30]とは30件分のデーターの30番目の要素という意味合いになります。

各選択肢は以下のようになります。

【ア】‥t ← d[1]

・選択肢(ア)の要素は処理動作になります。

s ← d[1]に対してtは[0]か[1]を選ぶ事になりますが、

2つ先のフローチャートを見ると、合計値を求めることになりますが

[0]の場合、d[1]に戻ってしまうので

(1+0=1)ここはt ← d[1]が適切となります。

【イ】‥2

・合計値が0になることはないので、2が適切と言えます。

【ウ】‥d[i]>s

・選択肢(ウ)は判断動作になります。

s ← d[1]なので、

1よりも大きければそのままの配列で良いためYESとなります。

なのでd[i]>sが適切と言えます。

【エ】‥s ← d[i]

・(ウ)の記述で述べているように

1よりも大きければ新たな要素の配列となります。

なのでs ← d[i]が適切と言えます。

選択肢4. ア:t ← d[1]   イ:2  ウ:d[i]>s  エ: s ← d[i]

解説の冒頭の内容と一致するので適切です。

まとめ

この問題は選択制の問題でもあるので興味がある方はチャレンジする程度で良いかと思います。通信系が苦手な方はスルーしても問題ないかと思います。

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02

指定された件数の使用電力の最大値と平均値を出力するプログラムの処理手順に関する穴埋め問題です。

選択肢4. ア:t ← d[1]   イ:2  ウ:d[i]>s  エ: s ← d[i]

・(ア) t ← d [1]

配列の1番目のデータを読み込みます。

ここで選択肢にある t ← 0 とした場合、

次の処理で配列の1番目のデータを読み込むことになります。

次の選択肢に影響してくるので、(イ)と一緒に考えましょう。

・(イ) 2

(ア)で配列の1番目のデータを入れているので、

配列の2番目のデータを読み込めるようにします。

・(ウ) d [i] > s

新しく読み込んだ値とこれまでの最大値を比較します。

YESの場合、処理を行います。

・(エ) s ← d [i]

最大値を更新します。

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