技術士の過去問
令和4年度(2022年)
適性科目 問15

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問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 適性科目 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

CPD(Continuing Professional Development)は、技術者が自らの技術力や研究能力向上のために自分の能力を継続的に磨く活動を指し、継続教育、継続学習、継続研鑽などを意味する。CPDに関する次の(ア)〜(エ)の記述について、正しいものは○、誤っているものは×として、適切な組合せはどれか。

(ア)CPDへの適切な取組を促すため、それぞれの学協会は積極的な支援を行うとともに、質や量のチェックシステムを導入して、資格継続に制約を課している場合がある。
(イ)技術士のCPD活動の形態区分には、参加型(講演会、企業内研修、学協会活動)、発信型(論文・報告文、講師・技術指導、図書執筆、技術協力)、実務型(資格取得、業務成果)、自己学習型(多様な自己学習)がある。
(ウ)技術者はCPDへの取組を記録し、その内容について証明可能な状態にしておく必要があるとされているので、記録や内容の証明がないものは実施の事実があったとしてもCPDとして有効と認められない場合がある。
(エ)技術提供サービスを行うコンサルティング企業に勤務し、日常の業務として自身の技術分野に相当する業務を遂行しているのであれば、それ自体がCPDの要件をすべて満足している。
  • ア:○  イ:○  ウ:○  エ:○
  • ア:×  イ:○  ウ:×  エ:○
  • ア:○  イ:×  ウ:○  エ:○
  • ア:○  イ:×  ウ:○  エ:×
  • ア:○  イ:○  ウ:○  エ:×

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この過去問の解説 (3件)

01

技術士に特徴的なCPDについての出題です。技術士登録の要件になりますので、試験関係なく知っておきましょう。

選択肢5. ア:○  イ:○  ウ:○  エ:×

(ア)CPDへの適切な取組を促すため、それぞれの学協会は積極的な支援を行うとともに、質や量のチェックシステムを導入して、資格継続に制約を課している場合がある。

日本技術士会と連携して、各学教会はCPDとして認められるプログラムを用意している場合があります。たとえば建設系CPD協議会はレベルやCPD単位なども設け質と量のチェックシステムが導入されています。よって〇です。


(イ)技術士のCPD活動の形態区分には、参加型(講演会、企業内研修、学協会活動)、発信型(論文・報告文、講師・技術指導、図書執筆、技術協力)、実務型(資格取得、業務成果)、自己学習型(多様な自己学習)がある。

参加型、発信型、実務型、自己学習型の4つに分類されています。正しいので〇です。


(ウ)技術者はCPDへの取組を記録し、その内容について証明可能な状態にしておく必要があるとされているので、記録や内容の証明がないものは実施の事実があったとしてもCPDとして有効と認められない場合がある。

技術士CPD活動実績を自己の責任で第三者に説明できるようにしておかなければなりませんので、〇です。


(エ)技術提供サービスを行うコンサルティング企業に勤務し、日常の業務として自身の技術分野に相当する業務を遂行しているのであれば、それ自体がCPDの要件をすべて満足している。

専門的学識だけでなく一般共通資質としてマネジメントや技術者倫理など幅広い活動が必要になっています。特に技術者倫理は5CPD時間以上が要件として必要であるため、×です。

 

以上から本選択肢が正解です。

まとめ

CPDに関する出題です。技術士特有の制度であり、対策しづらいところですが技術士を目指す以上知っておかなければなりません。合格後特に必要になるので、がんばってください。

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02

CPD、継続教育に関する問題です。

選択肢4. ア:○  イ:×  ウ:○  エ:×

エのみ誤りです。

継続教育が行われているという客観的な証明が必要です。

まとめ

CPDに関する問題でした。

参考になった数3

03

技術者が自らの技術力や研究能力向上を目指す活動に関する問題となります。

問題文ア~エの正誤は、以下のとおりです。

ア:〇、イ:〇、ウ:〇、エ:X(日常業務だけでは不十分です)

選択肢5. ア:○  イ:○  ウ:○  エ:×

こちらが正解です。

まとめ

技術士として合格・登録後には、Continuing Professional Developmentのような活動にも自ら取り組むことが大切です。

参考になった数3