介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
社会福祉援助技術 問27

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問題

介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 社会福祉援助技術 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

介護福祉士が活用する社会福祉援助技術に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
  • 社会福祉援助技術を活用するに当たっては、社会福祉士の指導の下で取り組む。
  • 在宅介護の場面では、間接援助技術を中心に取り組む。
  • 生活全体の関連から、利用者の問題状況をとらえる視点を重視する。
  • 援助活動の場が地域に広がり、社会福祉援助技術を活用する機会は減少した。
  • 介護支援専門員業務を行なう場面では、社会福祉援助技術を必要としない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、× 指導の下で取り組むのではない。お互い協力していく関係である。

2、× 在宅介護では直接援助技術を間接援助技術を用いる。ともに駆使しながら取り組むことが必要である。

3、〇 生活の場を把握することにより、問題が見えてくる。どのような状況から問題が起きているのか考えることが必要である。
 
4、× 社会福祉援助技術を活用していく機会は増えている。

5、×介護福祉、介護支援専門員、社会福祉士とともに社会福祉援助技術を必要とする


 

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02

正解は 3 です。

社会福祉援助技術は、ソーシャルワークとも呼ばれています。
大きな病院などに常駐しているソーシャルワーカーの存在を知っていると『ソーシャルワーク=社会福祉士の仕事』というイメージを持つ人も少なくないでしょう。

しかし実際の社会福祉援助技術(ソーシャルワーク)は、もっと広義な意味を持っており、直接介護(ケアワーク)や援助計画(ケアマネジメント)など、介護福祉士(ケアワーカー)や介護支援専門員(ケアマネージャー)の仕事もその構成技術の一つとなっています。

1:ケアワークは介護福祉士、ケアマネジメントは介護支援専門員と、それぞれの領域で役割が分担されている為、社会福祉士の指導の下に支援を行うのではなく、全員が対等な立場で支援に携わるべきです。

2:間接援助技術とは、例えばケアマネジメントのように、在宅介護に間接的に関わる事を指します。在宅介護においては、訪問介護や通所介護で行われるような直接援助技術を必要とする支援を中心に取り組む必要があります。

4:地域で行われる地域援助技術(コミュニティーワーク)も、社会福祉援助技術の一つです。

5:先述したように、介護支援専門員業務(ケアマネジメント業務)を行う場面でも社会福祉援助技術を用いています。

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03

解答 3

1 指導の下で行うのではないため不適切です。

2 在宅介護の場面では、個々を対象に直接働きかけてサービスを提供する直接援助技術と、本人に直接働きかけるのとは別に地域や組織に働きかけて間接的に援助を行っていく間接援助技術の両方が必要になります。

4 地域福祉へと広がっていくにしたがい、援助技術も視野を広げたものにする必要が出てきました。

5 ケアマネジメントを行う上で社会福祉援助技術は大切です。

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