介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
社会福祉援助技術 問30
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 社会福祉援助技術 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
集団援助技術の視点に立ったグループ活動の支援過程に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
- サブグループの存在は認めるべきではない。
- グループワークでは、メンバーを個別化して支援する。
- メンバー間で傷つけ合うような状況が見られても、メンバーの行動に制限を加えない。
- 参加動機が明確でない利用者は、グループのメンバーになることができない。
- グループの活動内容は、援助者が決定すればよい。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
2、〇 グループワークでは、メンバーの個別化し支援することが必要
3、× グループ活動でメンバー間で傷つけるような行動、行為がみられた場合は行動に制限を加える必要がある。
4、× 参加動機が明確でない利用者であってもグループメンバーになり経験してもらったほうが良い。
5、× グループ活動の内容はメンバー同士で決定し、援助者はその決定のための支援を行う。
参考になった数23
この解説の修正を提案する
02
メンバーを個別化して支援することはグループワークでの基本的態度にも基づいています。
<グループワークの基本的態度>
・個別化:利用者やグループの個別化する
・受容:援助者は自分が個々の利用者を受け入れ共感していることを表す
・葛藤解決:葛藤や苛立ち、不安を解消するためにメンバー同士で助け合い、グループ全体でその人の気持ちを和らげるように促す
・参加:援助者は利用者に参加できるように働きかけをする
・経験:メンバー間の交流が生まれるように促す
・制限:利用者が自分や他人の生命を脅かす行動にでたり、人間関係を壊す行動をしないように制限を設ける
・継続評価:メンバーの変化やグループ活動の過程を継続して評価し、援助の目安にする。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
03
社会福祉の現場においてのグループワークでは、同じレベルの人ばかりが集まるとは限りません。
その中で出来る人が出来ない人を手伝ったり、援助者の支援を受けて皆と同じ事をする事で、自分もグループの一員だという存在意義を覚えたり、達成感を味わってもらう事が大切です。
活動内容は、基本的にグループで決めてもらうべきですが、どうしても決まらない場合は、援助者が活動内容をいくつか提案し、最終決定をグループに委ねるという方法を取る事もあります。
活動の中で諍いが生じた場合は、極力グループ内で解決出来るよう見守りますが、傷つけあうような状況が見られた場合は、援助者が仲裁に入る事も必要です。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
前の問題(問29)へ
第22回(平成21年度)問題一覧
次の問題(問31)へ