介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
形態別介護技術 問109

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問題

介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 形態別介護技術 問109 (訂正依頼・報告はこちら)

パーキンソン病のRさんの在宅生活に関する次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Rさん(68歳、女性、要介護2)は、20年来のパーキンソン病で、主治医から内服薬をもらいながら、夫(75歳)と2人在宅生活をしていた。しかし、徐々に病状が進行し、夫のみでの介助が困難となってきたため、約1年前から訪問介護サービスが開始された。Rさんは、歩き始めの一歩が出にくく、歩き出すと小刻みでだんだんと速くなる。また、座ってじっとしていると手が勝手に震えていたが、起き上がることや立ち上がることは自立していた。1ヶ月ほど前から、舌が絶えず動くようになり、午後3時ごろになると突然動作が止まり、起き上がることや立ち上がることもできなくなった。さらに、「誰かが窓からのぞいている」「男の声が天井から聞こえる」などと言うようになり、夫はRさんが認知症になったのではないかと心配している。

【問題】
Rさんに見られる姿勢及び歩行に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
  • 安静時振戦
  • 小刻み歩行
  • 加速歩行
  • はさみ足歩行
  • すくみ足

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この過去問の解説 (3件)

01

1◯ 「座ってじっとしていると手が勝手に震えていた」
2◯ 「歩き出すと小刻みで」
3◯ 「歩き出すと・・・だんだんと速くなる」
4☓  はさみ足歩行とは、足が内側に曲がっており、足をはさみのように交互に交差させて歩くことです。
5◯ 「歩き始めの一歩が出にくく」

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02

正解は4です。
文章中からも分かるように、左右の足をはさみのように交差しながら歩く「はさみ足歩行」はRさんにみられていません。また、はさみ足歩行は脳性麻痺や脊髄障害によりみられることが多いものです。

参考になった数10

03

適切でないものは4です。
はさみ歩行とは両足の痙性麻痺で起こるもので、内反尖足で床をこするようにして歩くものを指します。

他の選択肢ですが、文中の該当部分を以下に示します。

1→「座ってじっとしていると手が勝手に震えていた」
2、3→「歩き出すと小刻みでだんだん早くなる」
5→「歩き始めの一歩が出にくく」

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